【EAの説明】
Bear Mind(ベア・マインド)は、ドル円5分足で動作するMT4専用の自動売買システムです。
このEAはきちんと損切りを行うグリッドトレードナンピンEAとして開発しました。
グリッドトレードとは、一定の価格帯でナンピン注文を繰り返すトレード手法です。
グリッドトレードの最大の弱点は、保有ポジションと逆方向に強いトレンドが発生した時にひたすらナンピンを繰り返すことです。
Bear Mindはマルチタイムフレーム分析による危機回避モードを搭載し、相場の反転時の損失を軽減できる仕様となっております。
上位足(週足・日足・4時間足)では順張り方向に、5分足ではRSIを用いた逆張りでポジションを持ちます。
相場が反対方向に動いたらグリッドトレードによるナンピンを仕掛けます。
その後、利確することなくレートが不利な方向に動いた場合は損切りします。
【危機回避モードについて】
暴落時は安値付近に価格が張り付くことから、相場の急落局面でロングのポジションを持つことはありません。
リーマンショックやコロナパンデミックといった暴落時はロングのトレードは行われず、ショートのみエントリーします。
反対に、相場が強い上昇トレンドにある時は、ショートのポジションは持ちません。
【損切りについて】
デフォルト設定では、StopLossRequest(ストップ注文)は1,000pipsで設定していますが、通常はその前にEAのロジックにより決済されます。
為替介入などでレートが一瞬で動いた場合やMT4が停止している時は、損切りが正しく行われずストップ逆指値で決済される可能性があります。
10回ナンピンする設定の場合、10回分の損切りを行うことから、最大損失額はLots×1万pipsとなります。
ロット数が0.1=1万通貨の場合、10万円×10回で100万円の損失。
ロット数が0.01=1千通貨の場合、1万円×10回で10万円の損失。
上記は最大の損失額の計算例です。
通常はEA側で損切りを行うのでここまで大きなドローダウンは発生しません。
10回ナンピンする設定の場合の必要な証拠金の目安は以下の通りです。
ロット数が0.1=1万通貨の場合、10万円×10ポジション分で100万円の証拠金が必要。
ロット数が0.01=1千通貨の場合、1万円×10ポジション分で10万円の証拠金が必要。
レバレッジは高くても10~15倍程度に収まるように調整してください。
レバレッジ20倍を超えるハイレバトレードは推奨されません。
ロット数×ナンピン回数が最大の保有ポジション数になるので、その分の証拠金が必要となります。
■動作環境
・MT4の5分足チャートで動作します。
・すべての通貨ペアで動作します。
・サーバー時間の0:00~0:59はトレードしません。
【対応FX会社】
GMT+2(冬)/+3(夏)以外のブローカーにも対応
■プロパティ設定(日本語)
Magic = 51278;// EA識別用マジックナンバー
Lots = 0.1;// ロット数 1.0=10万通貨 0.1=1万通貨 0.01=1千通貨
MaxLots = 10;// ナンピン回数(最大保有ポジション)(範囲1~10)
Nanpinrate = 20;// ナンピン幅 20=20pips 100=100pips(範囲10~100)
Profit_Taking = 5;// 平均建値からの利食い幅 5=5pips 50=50pips(範囲5~50)
StopLossRequest = 10.0;// ストップ注文 1.0=100pips 10=1000pips(範囲1.0~10.0)
RSI_highs = 75;// RSIの上限値を入力 例70⇒70以上の時に逆張りショート (範囲60~90で指定)
RSI_lows = 40;// RSIの下限値を入力 例30⇒30以下の時に逆張りロング (範囲10~40で指定)
RSI_Period = 6;// RSIの期間を入力 「6」「9」「14」などを指定(範囲3~28)
Slippage = 1;// 許容スリップ
MaxSpread = 30;// 許容スプレッド BidとAskの値の差を入力 例30⇒3pips
OnlyLong = false;// ロングのみ新規エントリーするtrue ロングとショート両方にエントリーするfalse
ManualMode = false;// 裁量トレードモードにするtrue 自動売買モードにするfalse
MaxError = 50;// 連続エントリー回数の上限数(範囲20~300)
CommentOnOff = true; // チャート画面のコメント 表示true 表示しないfalse
■Property settings (English)
Magic = 51278;// Magic number
double Lots = 0.1;// Position lot 1.0=100,000 0.1=10,000 0.01=1,000
MaxLots = 10;// Maximum number of open positions(Min=1 Max=10)
Nanpinrate = 20;// Reverse grid trading averaging up increment(Min=10 Max=100pips)
Profit_Taking = 5;// Take profit from average price 5=5pips(Min=5 Max=50)
StopLossRequest = 10.0;// StopLossRequest 1.0=100pips 10=1000pips(Min=1.0 Max=10.0)
RSI_highs = 75;// RSI upper limit(Min=60 Max=90)
RSI_lows = 40;// RSI lower limit(Min=10 Max=40)
RSI_Period = 6;// RSI period “6”, “9”, “14”(Min=3 Max=28)
Slippage = 1;// slippage
MaxSpread = 30;// Max spread (50=5pips)
OnlyLong = false;// New entry only for long = true | not = false
ManualMode = false;// No automatic trading = true | Automatic trading = false
MaxError = 50;// Continuous order count limit (Min=20 Max=300)
CommentOnOff = true;// CommentOnOff = true or false
【バージョンアップ履歴】
1、1日のエントリー回数の上限設定の見直し
プロパティ項目に以下の項目を追加
MaxError = 50;// 連続エントリー回数の上限数(範囲20~300)
証拠金不足やサーバーエラー等で注文が通らず、オーダーの無限ループに陥った際の保護プログラムです。
プログラム内の回数リセットタイミングはサーバー時間の4:00(日本時間の10:00~11:00)と、11:00(日本時間の17:00~18:00)と、18:00(日本時間の24:00~1:00)の3回です。
手動で決済をするなどして上限に達した場合、MT4を再起動することでカウントが0にリセットされます。
2、スプレッドが広がったときに注文を出さない設定を追加しました。
許容スプレッド BidとAskの値の差を入力 例30⇒3pips
3、裁量モードと自動売買モードを選べるようにしました。
プロパティ項目に以下の項目を追加
ManualMode = false; //裁量モードにするtrue 自動売買を有効にするfalse
これまで手動決済してもサインが出続けている限り、再度同じ方向にポジションを持ちました。
EAを停止することなく新規注文を行わない設定を追加しました。
ManualMode を trueにすることで裁量モードとなり、新規と決済の注文は行われません。