逆張りマーチンゲールで安定成長を目指します
パラメータ
各FX業者ごとの推奨パラメータ設定(プルダウンからFX業者を選択すると自動的に設定されます)
米ドル日本円ペアを表す文字列 この文字列を間違うとロット数が正しく計算されない |
0.01ロットポジションを取るための口座残高(USD) | |
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デフォルト | USDJPY | $ 1000.0 |
■■■■本EAの理論的根拠■■■
スキャルピングとは
FXの値動きは非常に細かい上下を繰り返します。
つまり、いつ売買をしようとも、買った瞬間が最高値とか最安値という可能性は極めて低いのです。
そこで、買いの取引を行った場合少し上がったらすぐ売って利益確定し、売りの取引を行った場合、少し下がったらすぐ買って利益確定する ということを繰り返して、細かく利益を積み重ねていくことが可能なのです。
この手法のことをスキャルピングといい、プロの投資家の間では主流になっている手法です。
とはいっても誰でもいつでも利益が出せるわけではない
FX取引においては、売値と買値の間にスプレッドという値幅が設定されており、常に 売値 > 買値 になるように設定されています。
したがって、スプレッドの値幅を上回るような利益が出るタイミングで取引を行わなければなりません。
そのためには、短期的な値動きをある程度予測して売買をすることが必要になってきます。
サラリーマンがFXでスキャルピングをするなら、MT4 & EAで行うのが最適
高い確率で利益が出そうなタイミングは、いつ発生するかわかりません。一日中をFX取引に費やせるプロのトレーダーの人であれば、一日中パソコンの画面に張り付いてトレードを行うことが可能かもしれません。しかし、多くのサラリーマンは日中に業務があるためそのようなことができません。
しかし、MT4 & EA で取引を行えば、利益が出るタイミングの検出から売買まで自動で行ってくれるため、サラリーマンであってもスキャルピング取引が可能になるのです。
逆張りとは
本EAは逆張りロジックを採用しています。すなわち、相場が急に上がっている場合は売りを行い、急に下がっている場合は買いを行って、反動の値動きが発生した場合に利益を確定させるというものです。
このような逆張りロジックを採用するための前提としては、相場が一方向に極端に上がったり、下がったりする値動きをあまりしないということが重要になってきます。
逆張りロジックで投資を行う場合、相場が急に上がっているからと逆張りの売りを入れたあとで、そのまま相場が上がり続けてしまうと損失を被ってしまうからです(相場が急に下がっているからと逆張りの買いを入れたあとで、そのまま相場が下がり続けてしまう場合も同じ)。
そこで本EAではEURUSDで取引を行うことを採用しました。EURUSDは世界一取引量が多いペアであるため、一部の投資家の買いや売りで大きく値動きしずらいのです。
また、取引参加者も多いため、急な値動きがあると、必ずといっていいほど、その反動である程度の反対方向の値動きが発生しやすいのです。まさにスキャルピングに最適なペアと言えます。
(USDJPYペアも世界で2番目に取引が多いのですが、個人の投資家によるFX取引の比率が大きく、市場のムードで一方向の極端な値動きをしてしまうことがよくあるため、逆張りのロジックにはあまり向いていません。むしろ順張りのロジックに向いているのではと思います)
マーチンゲール法とは
マーチンゲール法とは、一言で言うと「負けたら倍の金を賭けて損失を取り戻そうとする」というものです。これだけきくと、根拠のないただの負けず嫌いの危険な作戦と思うかもしれません。
しかし、こと逆張りロジックにおいてはそうではありません。
逆張りロジックで1回負けると言うことは、極端に価格が上がったり下がったりしているということです。
そうすると市場の注目があつまります。
特にEURUSDにおいては市場の参加者や実需が多いため、価格調整力がより強く働くということになり、価格の反転圧力が高まります。
つまり、逆張りにおいて、2回続けて負ける確率、3回続けて負ける確率はどんどん低くなっていくのです。
最大損失は口座残高に対して限定的
本EAはマーチンゲールの回数を最大3回までに限定しています。つまり、ロット数は最大8倍(2の3乗)までです。そのため、最大損失額を15%程度に抑えています。マーチンゲール方式のEAにありがちな一気に資金のほとんどが失われるというようなことはありません。
(但し、あくまでそのようにプログラミングしているという意味であり、プログラムの実行が間に合わないような高速な値動きが発生した場合、上記の動作を保証するものではありません)
※バックテスト時の注意
バックステストはドル建て(USD)でのみ実施可です。実運用は円建て口座でのみ実施可となっています。
これは、実運用時は、USDJPYのチャートを参照しドル→円換算できるのですが、バックテスト時にはそれができないためです。
Progress2との違い
私の前作のEA「Progress2」も同様の論理にもとづくストラテジーなのですが、以下の点を改良しています。
マーチンゲール時に前のポジションを持ち越さない
Progress2はマーチンゲール時に、前のポジションを持ったままでした。そんため、時には1ヵ月以上もポジションを持ったままになり、マイナスのスワップポイントがかさみ、EAの成績が悪化することがありました。
Steadiness3は、マーチンゲールを行う前に、1エントリごとにポジションを決済します。したがって、必要以上に長い期間ポジションを保持したままになることはありません。
マーチンゲール時にエントリのタイミングは、価格ではなく最初のエントリとおなじRSIの基準値で行う
Progress2では、最初に買いでエントリをしたあとは、「価格」が逆方向に動いたときに、前のポジションをもったまま、マーチンゲールを行っていました。。しかし、その場合、じりじりと価格が一方向に動くシーンで、どんどんマーチンゲールが進み、結局は損切りポイントまで負けてしまうことが少なくありませんでした。
Steadiness3では、エントリの方向はその時点での指標で独自に判断します。より価格の反転が起こりやすいタイミングでエントリすることができ、トータルの勝率が上がっていると思います。