MT4用インジケーター「Show_PipsHistory」 V1.00
取引履歴から最大順行や最大逆行を計算しチャートに描画することで、検証・振り返りやエントリーの精度を高める手伝いをします。
目的
サポート・レジスタンスからの距離など自分で決めたリスクリワードではなくエントリーそのものの優位性やリスクリワードを相場に測ってもらおうというものです。
また伸びたところでの決済ではなく戻ってしまったときに決済した際の機会損失がどれだけ発生しているかなどをしっかりと数字として残すということは価値のあることだと考えます。
エントリーしたロウソク足の中での逆行については計算しないため
精密に数字を残す場合は、計算する時間軸は一分足の使用をおすすめしますが、どの時間軸でも使用は可能です。
使用例
ドル円日足
入った時間に垂直線、このロウソク足で売りをしたという下矢印、このロウソク足のこの価格で売ったという右矢印が表示されています。
決済した時間にも垂直線、このロウソク足のこの価格で決済したという左矢印とPips損益三種が表示されています。
数字は上から、最大含み益、確定損益、最大含み損となっています。こちらでは先に入ったポジションが386.3Pipsの最大含み益、149.6Pipsの確定損益、-91Pipsの最大含み損となっており、
後のポジションが458.2Pipsの最大含み益、221.5Pipsの確定損益、-15.5Pipsの最大含み損であった、ということになります。
ドル円週足
最大含み損益の計算をタイムフレームがCurrent(現在表示時間軸)のまま、これを週足に切り替えると、後から入ったポジションについては最大含み損をカウントしない、エントリーしたロウソク一本分については逆行を数えないということも可能になります。
もちろんこのとき、設定画面のタイムフレームの時間軸を細かくすることでこの週足のチャートでも最大含み損を計算することが可能になります。
その他使用バリエーション
デフォルト
価格ラベル表示
垂直線非表示、Pips損益非表示、トレンドライン幅増加など
使用方法
Show_PipsHistory.ex4をMQL4->Indicatorsに入れてMT4を起動
挿入->インディケーター->カスタム->Show_PipsHistoryを選択
下記の設定を読み、必要な機能、不要な機能をオンオフし「OK」を押す
口座履歴から「全履歴」あるいは日時を指定して見たい通貨ペアの履歴が表示されていることを確認すること
お問い合わせ
購入前ご質問ご要望等ございましたら https://form.run/@Pips-trading-1797 にて受け付けておりますので、ぜひお気軽にお声がけください。
利用規約
当インジケーターは岩源の著作物です。
無断転載、無断販売、無断譲渡などは全て禁止とさせて頂きます。
ご理解ご了承お願い致します。
以下設定
設定項目(デフォルト値):説明
・機能のオンオフ設定
(真偽値)includelimit(有効):有効で指値、逆指値注文を表示する
(真偽値)spreadMode(有効):有効でスプレッドを込みの順逆行計算
(真偽値)trendlines(有効):有効でトレンドラインを表示する
(真偽値)VisualArrow(有効):有効で「このロウソクの時間で入った」を示す矢印を表示する
(真偽値)OpenCloseArrow(有効):有効で「このロウソクのこの価格で入った抜けた」を示す矢印を表示する
(真偽値)ViewVerticalLine(有効):有効で「この時間に入ってこの時間に抜けた」を示す垂直線を表示する
(真偽値)ViewPips(有効):有効でPips損益結果三種を表示する
(真偽値)pricelabel(無効):有効で価格ラベルを表示する
・細かな調整設定
TF(Current):タイムフレーム。最大含み益(順行)、最大含み損(逆行)の計算に使用する時間軸を現在表示のチャートか指定の時間軸のチャートにするかを決定する 一分足から日足まで
(整数)resultheight(200):Pips損益結果三種(含み益、確定損益、含み損)の中央になる確定損益の表示位置の調整 +で上方向に -で下方向に
(実数)resultdistance(2):確定損益と、含み益、含み損の離れ方。+で上から含み益、確定損益、含み損の順に。-で上から含み損、確定損益、含み益の順に並ぶ。大きな数字は非推奨
(整数)spreadCost(20):想定スプレッド幅の手動調節設定。10で1pips(ドル円での0.01円)。スプレッド込みの順逆行かスプレッドを無視した純順逆行かの計算に使用
(整数)PipsTextSize(10):Pips表示のフォントサイズ
(整数)buyVisualArrowOffset(0):「このロウソクの時間で買いで入った」を示す矢印のY座標調整。+で下方向に -で上方向に
(整数)sellVisualArrowOffset(50):「このロウソクの時間で売りで入った」を示す矢印のY座標調整。+で上方向に -で下方向に 上の設定とは逆になる
(整数)trendlinewidth(1):トレンドラインの太さ調整(1-5) デフォルトは点線だが太くすると実線のみ
・色設定
(色設定)trendlinecolor(clrBlue):トレンドラインの色
(色設定)OpenVerticalLine(clrAqua):新規注文を示す垂直線の色
(色設定)CloseVerticalLine(clrDimGray):決済注文を示す垂直線の色
(色設定)WinTrade(clrGreen):利益の出たトレードのPips損益表示の色
(色設定)LoseTrade(clrRed):損失の出たトレードのPips損益表示の色
(色設定)PerfectTrade(clrGray):新規注文をしたロウソク一本以降に価格が完璧に順行(逆行)し、含み損(含み益)が無かった時のPips損益の含み損(含み益)の表示の色
(色設定)UnrealizedGain(clrLime):含み益のPips損益表示の色
(色設定)UnrealizedLoss(clrDarkRed):含み損のPips損益表示の色
(色設定)BuyVisualArrow(clrBlue):「このロウソクの時間で買いで入った」を示す矢印の色
(色設定)SellVisualArrow(clrRed):「このロウソクの時間で売りで入った」を示す矢印の色
(色設定)BuyOpenArrow(clrAqua):「このロウソクの時間価格で買いで入った」を示す矢印の色
(色設定)SellOpenArrow(clrRed):「このロウソクの時間価格で売りで入った」を示す矢印の色
(色設定)StopLimitOpenArrow(clrYellow):指値、逆指値注文を示す矢印の色
(色設定)pricelabelColor(clrRed):価格ラベルの色
・アイコン設定
(整数)buyOpenArrowCode(1):「このロウソクのこの価格で買いで入った」を示す矢印のアイコン種類。
(整数)sellOpenArrowCode(2):「このロウソクのこの価格で売りで入った」を示す矢印のアイコン種類
(整数)CloseArrowCode(3):「このロウソクのこの価格で抜けた」を示す矢印のアイコン種類
(整数)buyVisualArrowCode(225):「このロウソクの時間で買いで入った」を示す矢印のアイコン種類
(整数)sellVisualArrowCode(226):「このロウソクの時間で売りで入った」を示す矢印のアイコン種類
MQL4リファレンスページのWingdings等のアローコードが分かる人向け設定
・文字列設定
(文字列)Pips(P):Pips損益の数字の後ろに付く文字列
(整数)RightShift(0):右方向にPips損益表示をずらす
(整数)LeftShift(9):左方向にPips損益表示をずらす