【インジケーターの説明】
「Scalping in London and New York」は値動きの激しい時間帯(主にロンドン時間とニューヨーク時間)をターゲットにした1分足チャートで動作するサインインジケーターです。
ローソク足の形状および短期・長期の2本の移動平均(SMA)を元に、ゴールデンクロス・デッドクロスを見極めます。
同時に、短期・中期・長期の3本の移動平均から現在の状態がパーフェクトオーダーか否かも判定します。
上記の2つのロジックからトレンド転換を検知してチャート上にその強度に応じた矢印を表示するサインインジケーターです。
チャート上に移動平均のラインを表示するといったチャート描画機能は省略しているのでチャートを汚しません。
ドル円のエントリータイミングを探るツールとしてご利用いただけます。
上位足のトレンドラインやサポートライン・レジスタンスラインを意識してトレードを行うことで、更に適切なタイミングでエントリーすることが可能となります。
以下のようなインジケーターをお探しの方にお勧めのツールです。
⑴、1分足チャートを使用したスキャルピングツールを探している。
⑵、チャートを汚したくないので移動平均線のラインは不要。
⑶、矢印で売買タイミングを教えてくれるツールを探している。
チャートに移動平均線のラインを表示させる場合、MT4標準搭載のMoving Averageのインジケーターをお使いください。
リペイントしません。バーの終値が確定したら、1つ前のバーの位置に矢印が固定されます。
ゴールデンクロスとパーフェクトオーダーが混在する場合
上記のパターンでは、ゴールデンクロス・デッドクロスと、パーフェクトオーダーが反対の矢印サインを示しています。
この場合、様子見する、もしくは2つのロジックが同じ方向を向くまでエントリーを見送ります。
【ロジックの優位性に関する根拠】
残念ながら、世に出回っているサインインジケーターの多くが、そのロジックの優位性に関して根拠を示していないものが多いのが実情です。
その手法がどの様な相場環境で有効なのか具体的な根拠を示さないと、手法自体が有効なのか判断ができません。
すべての相場で通用する手法というのは存在しないと言われていますが、特定の相場に限定すれば勝てる手法は存在します。
このインジケーター「Scalping in London and New York」は、ロンドンタイムとニューヨークタイムの値動きの激しい時間帯にのみ有効な手法となります。
過去8年間に及ぶ長期間のバックテストの結果を公開します。
2016年からの長期間のバックテスト結果からも分かるように、資産が右肩上がりで増えている時期と、反対に負けが続いてマイナスになっている時期があるのが分かります。
つまり、勝っている時期はロットを増やして積極的にトレードを行い、調子が悪い時期はロットを下げるかトレードを休むなどすることで、長期的には資産を増やすことが可能となります。
【売買サインの種類】
大・ゴールデンクロス発生かつ強い上昇のパーフェクトオーダー発生 ⇒ “非常に強いロングサイン点灯中です。”
大・デッドクロス発生かつ強い下落のパーフェクトオーダー発生 ⇒ “非常に強いショートサイン点灯中です。”
中・強い上昇のパーフェクトオーダー発生 ⇒ “強いロングのパーフェクトオーダー発生中です。”
中・強い下落のパーフェクトオーダー発生 ⇒ “強いショートのパーフェクトオーダー発生中です。”
中・上昇のパーフェクトオーダー発生 ⇒ “ロングのパーフェクトオーダー発生中です。”
中・下落のパーフェクトオーダー発生 ⇒ “ショートのパーフェクトオーダー発生中です。”
中・弱い上昇のパーフェクトオーダー発生 ⇒ “ロングの弱いパーフェクトオーダー発生中です。”
中・弱い下落のパーフェクトオーダー発生 ⇒ “ショートの弱いパーフェクトオーダー発生中です。”
小・ゴールデンクロス発生 ⇒ “ゴールデンクロス発生中です。”
小・デッドクロス発生 ⇒ “デッドクロス発生中です。”
強い売買サインの時は大きめの矢印が表示されます。
ゴールデンクロス、デッドクロス発生時の矢印は小サイズです。
矢印の大きさは、大⇒中⇒小の3種類です。
【動作環境】
・1分足チャートでのみ動作します。
・サーバー時間を問わずすべてのMT4で動作します。
・ドル円以外の通貨ペア他、日経平均、金、原油などのCFDにも対応。
■□■□■□■□■ プロパティ設定 ■□■□■□■□■
【移動平均の期間の設定】
MAPeriod1 = 10; // 短期移動平均(パーフェクトオーダーで使用)
MAPeriod2 = 30; // 中期移動平均(パーフェクトオーダーで使用)
MAPeriod3 = 70; // 長期移動平均(パーフェクトオーダーで使用)
MAPeriod4 = 60; // 短期移動平均(ゴールデンクロス・デッドクロスで使用)
MAPeriod5 = 280; // 長期移動平均(ゴールデンクロス・デッドクロスで使用)
パーフェクトオーダーで使用する移動平均線の期間は、プログラム内で上位足に対応した適正なパラメータ値に変換されます。
ここで入力した期間がそのまま売買サインに使用されるわけではありません。
ゴールデンクロス・デッドクロスで使用する短期と長期の期間は、そのまま判定結果に使用されます。
【その他】
Arrow_INDEX = 2; // 矢印表示位置(デフォルトでは見やすくする為に2本前の足の位置に表示されます)
PositionNeutral = true; // 黄色の矢印アロー表示するtrue 表示しないfalse
ポジションニュートラル時は黄色い→矢印が表示されます。
この設定をfalseにすればチャート上の黄色い→矢印は表示されません。
CommentOnOff = true; // チャート画面のコメント 表示するtrue 表示しないfalse
チャートの左上にお知らせを表示する機能です。
この設定をfalseにすればチャート上にコメントは表示されません。
【インジケーター導入時の注意点】
インジケーターは1分足チャートにのみ対応しています。
1分足から別の時間足に切り替えると、チャート上に表示されていた過去の売買サインは消えます。
1分ごとに矢印が追加されていきます。デフォルトのチャートサイズだとバーの間隔が狭く矢印が重なります。
チャート画面上で右クリックしてズームインしてチャートを拡大することで、矢印が見やすくなります。
【バックテスト検証】
売買ロジックをMT4のEAに落とし込み、下記の条件でバックテストを行いました。
■バックテスト条件
・通貨ペア USDJPY
・時間軸 1分足
・トレードする時間 サーバー時間の7:00~17:59(日本時間の夏時間13:00~23:59、冬時間14:00~24:59)
・強いトレンド発生 3万通貨でエントリー
・弱いパーフェクトオーダー発生 2万通貨でエントリー
・ゴールデンクロス・デッドクロス発生 1万通貨でエントリー
・反対のサイン点灯で決済&ドテン
・サーバー時間の18:00に保有ポジション全決済
長期間のバックテストで優位性が確認できます
2020年1月2日~2023年12月20日までの結果は、総取引数 11,326回で約3万米ドルの利益になりました。
プロフィットファクターは1.20です。
2023年の6月くらいから半年に及ぶ長期のスランプに突入しましたが、12月後半からは成績が改善しています。
連続負けトレード発生で、運用を停止すればドローダウンは回避できると思います。
【バージョンアップ履歴】最新バージョン1.02(2023.12.27)
矢印のカラーと大きさの調整を行いました。
・ゴールデンクロス発生かつ強い上昇のパーフェクトオーダー発生 = “↑矢印大”
・デッドクロス発生かつ強い下落のパーフェクトオーダー発生 “↓矢印大”
・強い上昇のパーフェクトオーダー発生 = “↑矢印中”
・強い下落のパーフェクトオーダー発生 “↓矢印中”
・上昇のパーフェクトオーダー発生 = “↑矢印中”
・下落のパーフェクトオーダー発生 “↓矢印中”
・弱い上昇のパーフェクトオーダー発生 = “↑矢印中”
・弱い下落のパーフェクトオーダー発生 “↓矢印中”
・ゴールデンクロス発生 = “↑矢印小”
・デッドクロス発生 “↓矢印小”