10PIPSなどの固定のナンピン幅で機械的にロットを追加し、
その際のロット数も倍々に増やしていくのが主流です。
しかし、そんな単純なロジックだと、
勢いのある暴騰・暴落に巻き込まれてしまった場合、
早い段階で次々とナンピンされ、ロット数も大きく膨れ上がるために
破綻のリスクにさらされる確率が高まり、身動きも取れなくなってしまいます。
そのようなリスクを避けるために
rushEx-audcadでは固定のナンピン幅ではなく
流動的にナンピン幅を変動させる独自のロジックを採用しています。
このロジックにより無駄なナンピン打ちを減らし、
追加ロットの回数をできるだけ抑えるようになっています。
また、ナンピンする際は倍々にロット数を増やす幾何級数的な方法ではなく、
決まったロット数を加算するだけの算術級数的な方法を採用しているので
合計のロット数も膨大に膨れ上がることはありません。
・ナンピン、マーチンゲールを使用したEA
・変則的なナンピン、変則的なマーチンゲール
・ポジション毎にストップを設定
・簡単なパラメーター設定
・AUDCADの5分足専用のEA
それ以外の通貨ペア、時間足では稼働しないようになっています。
つまり、既定の含み損以上になると、追加でポジションを持ち(ナンピン)、
且つ、ポジションを追加するごとにロット数を増やしていきます(マーチンゲール)
そして、ポジション全体で規定以上の含み益になると
まとめて決済する仕様です。
しかし、単純なナンピン、マーチンゲールではなく、
変則的なナンピン、マーチンゲールを採用しています。
固定PIPSでナンピンをするケースが多いですが、
本EAは変則的なナンピン仕様になっています。
具体的には、ローソク足の並びやインジケーターなどから判断し、
トレンドが続きそうなときにはナンピンせず、
トレンドが一段落ついたところでナンピンするようにしています。
こうすることで、無駄なナンピン打ちを減らすようにしました。
また、ロット数を倍々に増やすマーチンゲールではなく、
パラメーターで指定した単純加算でのロット増加にしています。
こうすることで、ナンピン後半にいくにつれて
急激にロット数が増加する危険性を減らしています。
具体的には、パラメーターの初期設定では、
0.02⇒0.05⇒0.08⇒0.11⇒0.14⇒、、、
というように、
最初0.02ロットから始まり、0.03ロットずつ加算されていく仕様です。
ストップを設定しないものも多いですが、
それだと一方的なトレンドに飲み込まれた場合、
含み損が膨大に膨れ上がり、強制決済させられる危険性が高まります。
そうした危険性を減らすために、
本EAでは全てのポジションにストップを設定しています。
よって、一方的なトレンドに飲み込まれたとしても、
その都度ストップにかかるので、大きな損失を抑えることができ、
無駄にポジションを長引かせません。
・簡単なパラメーター設定
本EAは初心者様にでも安心して使えるように
パラメーター項目はできるだけ少なくしています。
つまり、余計なパラメーターは内部変数化しているので、
パラメーター調整などの最適化作業は必要ありません。
特に変更する必要は無く、初期値のままで稼働できます。
1ヶ月だと平均85回ほどエントリーする計算になります。
また、一般的なナンピンEAだと収益グラフは定規で線を引いたような
綺麗な一直線の右肩上がりのラインになりますが、
本EAの場合、見た目には分かりづらいかもしれませんが、
多少上下に波を描きながらの右肩上がりの収益グラフになっています。
なぜこのような収益グラフになるのかというと、
先にも説明したように、ポジション毎にストップを設定しているからです。
つまり、適宜ストップにかかってるので、
その分だけ、収益グラフも上下に波打つことになります。
これは決して悪いことではなく、適宜ストップにかかるということは、
その分、含み損が膨れ上がる可能性が低くなることを意味します。
実は、本EAはゴゴジャンで販売を開始する前に、
別のFXサイトでフォワードテストを行っており、
その結果が以下のグラフになります。
2021年4月から2023年5月までの約2年間、
継続的にフォワードテストを行っていました。
2年間で2141回トレードを行って1422勝719敗の勝率66.42%、
PF(プロフィットファクター)は2.29で、
総合計で+11614PIPS獲得という成績を収めました。
勝率も、勝ち幅も、負け幅も、PFも、
バックテストとフォワードテストで似たような数値になっているので、
再現性が高いEAと言えるでしょう。
[Magic]=10210167(初期値)
他のEAと異なる数値を設定してください。
[Max_spread]=4.5(初期値)
最大スプレッド。これ以上開いたらエントリーしない。
[Slippage]=3(初期値)
最大スリッページ。これ以上滑ったらエントリーしない。
[Lot]=0.02(初期値)
最初にエントリーする際のロット数
[Lot_add]=0.03(初期値)
2ポジション以降の加算するロット数
[Max_position_buy]=20(初期値)
買いでの総ポジション数量。
[Max_position_sell]=20(初期値)
売りでの総ポジション数量。
[StopLossB]=300(初期値)
買いポジションでのストップ幅(PIPS)
[StopLossS]=210
*補足説明
最初のロット数は0.02で、最初のナンピンでは0.03加算されて0.05ロットに、
次のナンピンでも0.03加算されて0.08ロット、というように増えていきます。
0.02⇒0.05⇒0.08⇒0.11⇒0.14、、、、、
総ポジション数が20の場合、
最初のエントリーを除いて、最大で19回ナンピンする可能性があります。
バックテストとリアルトレードを見る限りにおいては
50万円の証拠金に対して0.02ロット(追加で0.03ロット)
つまり、パラメーター初期値での運用を基本とします。
参考までにどのようなタイミングでエントリーし、決済するのか、
いくつかチャートを掲載しておきます。
青色ラインがロングでのエントリーと決済、
赤色ラインがショートでのエントリーと決済です。
(縦白ラインはNYクローズで、その間が一日です)
サンプル1
サンプル2
サンプル3
見ての通りナンピン幅は固定ではなく、
チャート形状に合わせて変則的に変えています。
ポジションを決済するタイミングは
合計ポジションの含み益が内部ロジックの規定値以上に到達した時です。
また、両建てはしません。
逆向きのポジションを取る時は、
現在保有している全てのポジションを決済してから途転する形になります。
Q1:どこのブローカーでも稼働できますか?
A1:GMT+2(夏時間はGMT+3)のMT4を採用しているのであれば、
どこのFX会社でも稼働できます。
Q2:週末のポジション持越しはありますか?
A2:週末の決済機能はありませんので、大引け間際にポジションを取った場合は、翌週に持ち越すこともあります。
Q3:夏時間、冬時間の設定は必要ですか?
A3:必要ありません。
Q4:1つのMT4で他のEAと同時に稼働させることはできますか?
A4:同時に稼働させることはできます。
しかし、証拠金が少ない中で、本EAと他のEAが共に含み損を抱えていた場合、
保証金維持率を下回って強制決済される可能性はあります。
また、マジックナンバーは他のEAとは異なる数字を設定してください。
Q5:手動でポジションを決済することはできますか?
A5:できます。
しかし、複数ポジションを持っていて、その中の一部だけを決済すると、
その後、正常な動きをしない可能性も否定できないので、
手動で決済する場合は、全てのポジションをまとめて決済してください。
Q6:最大で20ポジション持つ可能性があるのですか?
仕様的には20ポジションまで持つことになっていますが、
実際にはそこまでポジションが増えるケースは極々稀です。
なぜなら、ポジション毎にストップを設定しているからです。
20ポジション持つ前に、最初のポジションからストップにかかり、
決済されるケースが大半です。
Q7:資金が増えた場合はどのようにロットを増やすのですか?
基本的には、[Lot]=0.02(初期値)、[Lot_add]=0.03(初期値)の割合を
維持したままでロット数を増やしていくことを推奨します。
例えば、資金が倍になったら、[Lot]=0.04、[Lot_add]=0.06へ、
3倍になったら[Lot]=0.06、[Lot_add]=0.09という具合です。
Q8:年末年始もエントリーしますか?
年末年始は12月16日~1月3日までの間は新規のエントリーは行われませんが、
・本EAの著作権は、著作権法で保護されている著作物に当たります。
・本EAの複製、改変、再配布などは法律により固く禁止されています。
・本EAの内容については、予告なく掲載を変更、中止することがあります。
・本EAのバックテスト、フォワードテストの結果は、
将来における確実な利益を保証するものではありません。
・本EAの利用により発生した損失については、
プログラムの不具合、バグなどの原因も含め、開発者は一切の責任を負いません。
必ず自己責任でお願いします。