【EAの説明】
Range Range GBPJPY(レンジ レンジ ポンド円)は、1分足から4時間足で動作するMT4専用のEA自動売買システムです。
マルチタイムフレーム分析を使用した独自の採点評価に基づきトレンド判断を行います。
5分足、15分足、1時間足、4時間足、日足、週足に対し、それぞれ重要度を入力することで、現在の相場がロング優勢なのかショート優勢なのかを点数化し売買を行います。
通常、マルチタイムフレーム分析では、上位足である日足、週足に重点を置き、下位足である5分足や1時間足は重要としません。
しかしながら、このEAはデフォルト設定では、5分足⇒重要度MAXの10、15分足⇒重要度MAXの10、1時間足⇒重要度MAXの10、4時間足⇒重要度8、日足⇒重要度4、週足⇒重要度4とし、
下位足ほど数字を大きくして重要度を上げておりますので、トレード回数は非常に多く年間で500回を超えます。
デフォルト設定では「GBP/JPY」に最適化しておりますが、設定を変えることなく「USD/JPY」「EUR/JPY」にも対応しています。
■動作環境
・5分足チャートに最適化しております。
・1分足~4時間足チャートで動作します。
・すべての通貨ペアで動作します。
・ストップとリミットはシステム側で自動で設定されます。
【トレードする時間帯】
デフォルト設定ではサーバー時間の7:00~17:59までトレードを行います。
この為、GMT+2(冬)/+3(夏)のブローカーのみ対応しております。
設定を変えることで、24時間稼働するモードに変更できます。
【ロジックの説明】
大まかな傾向として、評価値がプラス域でロング、マイナス域ではショートのポジションを持ちます。
マルチタイムフレーム分析を使用した類似のEA「Fast Scalping EA」との違いですが、
「Fast Scalping EA」は過去100分において上下20pips程度の狭い範囲のレンジ相場からのブレイクアウトを狙うEAです。
これに対し、Range Range GBPJPYは週足20本分のデータを分析し、高値と安値のレンジ幅から最適なエントリーポイントを見つけて売買するEAになります。
エントリーするタイミングは直近の5分足のローソク足に対し陰線ならロング、陽線ならショートというように逆張りで仕掛けます。
また、週足での高値安値を更新しているタイミングではエントリーを見送り、レンジ内にレートが戻ってきたタイミングでエントリーします。
パラメーター及びロジックの詳細に関しては非公開となりますが、各時間足で20本分のローソク足のデータを収集し、現在の価格が高値付近の時はプラス判定、反対に現在の価格が安値付近にある時はマイナス判定とします。
収集するローソク足には、現在のバーと1つ前のバーは含まれず、2つ前のバーから20個だけ拾います。
それぞれの評価値に対し重要度をかけて、平均化した値が総合評価値となり、この値がマイナスの時はショートのポジションを持ちやすく、プラスの時はロングのポジションを持ちます。
ロジックを一言でまとめると、週足20本分のレンジ内に収まっている時に短期足での押し目を狙った順張りトレードということになります。
5分足以外の時間足でも動作しますが、一番成績の良い5分足チャートでのご利用をオススメします。
設定を変えることでロング方向のみエントリーできます。
また、デフォルトではポジションは翌日に持ち越ししますが、設定を変えることでサーバー時間の18:00にポジションを強制決済できます。
その他の機能として、トレーリングストップ機能も搭載していますが、成績が落ちるので基本的には使用しないでください。
また、デフォルト設定ではサイン点灯中はストップとリミットの値は自動修正されますが、この機能をOffにすると、ストップとリミットによる決済が増えます。
以上のことを踏まえて成績の良い順番は、以下の通りです。
①デフォルト設定(ストップとリミットの値の自動修正)
↓
②ストップとリミットの値を修正しない設定
↓
③トレーリングストップ機能を有効にする
オススメの設定は①デフォルト設定か、②ストップとリミットの値を修正しない設定となります。
①デフォルト設定(ストップとリミットの値の自動修正)
②ストップとリミットの値を自動修正しない設定
③トレーリングストップ機能を有効にする
詳細・購入
ドル円 2007.01.02~2023.12.30 のバックテスト結果
ユーロ円 2007.01.02~2023.12.30 のバックテスト結果
注意点として、サインが出ている時にストップとリミットに引っかかり決済されると、再度同じ方向にポジションを持ちます。
無駄なエントリーが増えることから、①のデフォルト設定(ストップとリミットの値の自動修正)を有効にした設定が一番良い設定となります。
このEAは移動平均やボリンジャーバンドなどのテクニカル指標は一切使用せず、各時間足の高値安値と現在値の比較で売買判定しています。
EAの性質上、トレンドフォローの手法となることから、値動きの少ない低ボラティリティ相場は苦手とします。
したがって、ある程度値動きのある時期にEAを動かすことで利益が狙えるEAとなります。
【対応FX会社】
MT4のEAが動くGMT+2(冬)/+3(夏)のブローカーに対応
【設定項目】(日本語)
Magic = 49344;// EA識別用マジックナンバー
Lots = 0.1;// ロット数 1.0=10万通貨 0.1=1万通貨 0.01=1千通貨
Importance5M = 10;//5分足の重要度(範囲1~10)数字の大きい方が重要度が大きい
Importance15M = 10;//15分足の重要度(範囲1~10)数字の大きい方が重要度が大きい
Importance1H = 10;//1時間足の重要度(範囲1~10)数字の大きい方が重要度が大きい
Importance4H = 8;//4時間足の重要度(範囲1~10)数字の大きい方が重要度が大きい
Importance1D = 4;//日足の重要度(範囲1~10)数字の大きい方が重要度が大きい
Importance1W = 4;//週足の重要度(範囲1~10)数字の大きい方が重要度が大きい
Slippage = 1;// 許容スリップ
MaxSpread = 100;// 許容スプレッド BidとAskの値の差を入力 例30⇒3pips
MaxError = 150;// 連続エントリー回数の上限数(範囲30~300)
TimeHour24 = false;//24時間売買モードにするtrue サーバー時間の7:00~17:59のみトレードするfalse
Scalping_Mode = false;// サーバー時間の18:00にポジションを決済するtrue ポジションを持ちこすfalse
OnlyLong = false; //ロングのみ新規エントリーするtrue ロングとショート両方にエントリーするfalse
TrailingStop = false; // トレーリングストップを有効にするtrue しないfalse
StopsAndLimits = true; // サイン点灯中はストップとリミットの値を自動修正するtrue しないfalse
ManualMode = false;//裁量トレードモードにするtrue 自動売買モードにするfalse
Monday = true; // 月曜日に新規エントリーするtrue しないfalse (サーバー時間GMT+2(冬)/+3(夏))
Tuesday = true; // 火曜日に新規エントリーするtrue しないfalse (サーバー時間GMT+2(冬)/+3(夏))
Wednesday = true; // 水曜日に新規エントリーするtrue しないfalse (サーバー時間GMT+2(冬)/+3(夏))
Thursday = true; // 木曜日に新規エントリーするtrue しないfalse (サーバー時間GMT+2(冬)/+3(夏))
Friday = true; // 金曜日に新規エントリーするtrue しないfalse (サーバー時間GMT+2(冬)/+3(夏))
CommentOnOff = true; // チャート画面のコメント 表示true 表示しないfalse
【Setting items】(English)
Magic = 49344;// Magic number
Lots = 0.1;// Position lot 1.0=100,000 0.1=10,000 0.01=1,000
Importance5M = 10;// 5M Importance Min=1 Max=10
Importance15M = 10;// 15M Importance Min=1 Max=10
Importance1H = 10;// 1H Importance Min=1 Max=10
Importance4H = 8;// 4H Importance Min=1 Max=10
Importance1D = 4;// 1D Importance Min=1 Max=10
Importance1W = 4;// 1W Importance Min=1 Max=10
Slippage = 1;// slippage
MaxSpread = 100;// Max spread (50=5pips)
MaxError = 150;// Continuous order count limit (Min=30 Max=300)
TimeHour24 = false; //24 hour trading = true | Trade only from 7:00 to 17:59 server time = false
Scalping_Mode = false; // Close the position at 18:00 server time = true | not = false
OnlyLong = false; //New entry only for long = true | not = false
TrailingStop = false; // Enable trailing stop = true | not = false
StopsAndLimits = true; // Automatic stop and limit values = true | not = false
ManualMode = false;// No automatic trading = true | Automatic trading = false
Monday = true;// Monday = true or false (GMT+2/+3)
Tuesday = true;// Tuesday = true or false (GMT+2/+3)
Wednesday = true;// Wednesday = true or false (GMT+2/+3)
Thursday = true;// Thursday = true or false (GMT+2/+3)
Friday = true;// Friday = true or false (GMT+2/+3)
CommentOnOff = true;// CommentOnOff = true or false
【バージョンアップ履歴】最新バージョン1.01
1、ストップとリミットの値の自動修正機能の追加
サイン点灯中に大きくレートが動くなどしてストップもしくはリミットに引っかかってもサインが出続けている間は同じ方向に再エントリーします。
自動修正するtrueにすることで、サイン点灯中はストップとリミットの値が自動変更されるので、ストップやリミットに引っかかりにくくなります。
2、1日のエントリー回数の上限設定の見直し
プロパティ項目に以下の項目を追加
MaxError = 150;// 連続エントリー回数の上限数(範囲30~300)
証拠金不足やサーバーエラー等で注文が通らず、オーダーの無限ループに陥った際の保護プログラムです。
これまで固定していましたが、回数を自由に設定できるように修正しました。
プログラム内の回数リセットタイミングはサーバー時間の4:00(日本時間の10:00~11:00)と、11:00(日本時間の17:00~18:00)と、18:00(日本時間の24:00~1:00)の3回です。
手動で決済するなどして上限に達した場合、MT4を再起動することでカウントが0にリセットされます。
3、スプレッドが広がったときに注文を出さない設定を追加しました。
許容スプレッド BidとAskの値の差を入力 例50⇒5pips
デフォルト MaxSpread = 100
4、裁量モードと自動売買モードを選べるようにしました。
プロパティ項目に以下の項目を追加
ManualMode = false; //裁量モードにするtrue 自動売買を有効にするfalse
これまで手動決済してもサインが出続けている限り、再度同じ方向にポジションを持ちました。
EAを停止することなく新規注文を行わない設定を追加しました。
ManualMode を trueにすることで裁量モードとなり、新規と決済の注文は行われません。
5、ロング方向のみエントリーする設定の追加
デフォルト設定ではロング方向のみポジションを持ちます。
ショートとロング両方のポジションを持たせる場合、OnlyLong = falseとしてください。
6、トレーリングストップモードの実装
有利な方向に動いた時だけ逆指値注文レートを自動的に追従させるトレール注文を追加しました。
損失リスクをコントロールしながら、効率よく利益確定が狙える注文方法です。
15分おきにレートチェックを行い、50pips以上レートが動いた時に逆指値の値を動かします。
この時、リミット注文も指値変更されます。