概要
移動平均線を表示するMT5用インジケータです。
最大で8本のラインを表示でき、マルチタイムフレーム(MTF)にも対応しています。
下位時間足に上位時間足のMAを表示するのを便利にするために、少し特殊なMTFを実装しています。
MTFの適用時間足および表示方式の設定は、8本のMA全てで共通となります。
MAを1本1本設定したい場合は、「MA MTF toggle MT5」インジケータをご利用ください。
標準で表示切り替えボタンを搭載しているため、インジケータを表示/非表示切り替えが簡単にできます。
本インジケータは、チャートに表示する上位時間足のMAの期間を、設定の通りに動的に補正します。
これにより、煩雑なインジケータの設定なく、下位時間足で指定した上位時間足のMAを簡単に表示できます。
各機能の詳細については、以下に記載します。この商品ページはマニュアルの役割も兼ねています。
詳細・購入機能
最大で 8 本のライン表示
設定の「MA 表示数」から、表示本数が変更できます。
10 種類の移動平均線
MT5に標準で搭載されている以下の4つの移動平均線
- Simple Moving Average (SMA) – 単純移動平均線
- Exponential Moving Average (EMA) – 指数平滑移動平均
- Smoothed Moving Average (SMMA) – 平滑移動平均線
- Linear Weighted Moving Average (LWMA) – 線形加重移動平均線
加えて、以下の6つの移動平均線が使用できます。
-
- Arnaud Legoux Moving Average (ALMA) – アルノー移動平均線
- Hull Moving Average (HMA) – ハル移動平均線
- Adaptive Moving Average (AMA) – 適応型移動平均
- Double Exponential Moving Average (DEMA) – 二重指数移動平均
- Triple Exponential Moving Average (TEMA) – 三重指数移動平均
- Fractal Adaptive Moving Average (FrAMA) – フラクタル適応型移動平均線
ラインの詳細な表示設定
各移動平均線の一本一本で、以下の表示設定ができます。
- 上昇時の色
- 下降時の色
- 太さ
- スタイル
※ 上昇時と下降時の、線の太さとスタイルは共通です。
※ 移動平均線の数値が、1つ前の移動平均線の数値と同値のときは、1つ前の移動平均線の色を引き継ぎます。つまり、完全に上昇/下降の方向が変わったときだけ色が変化します。
マルチタイムフレーム(MTF)
マルチタイムフレーム(MTF)に対応しています。
MTFの表示方式は、以下の3つに対応しています。
- 平滑 – smoothed
- チャート表示時間軸の価格データから上位時間軸のMAを計算
- 階段 – stepped
- 指定した上位時間軸の価格データからMAを計算
- 標準的なMTF表示方式
- 補完 – interpolate
- 指定した上位時間軸の価格データからMAを計算
- 上位時間軸の価格を直線で繋げて描画する方式
※ 「平滑」は「階段」や「補完」より計算量が多く、動作が重くなりやすいので注意してください。
全体の「上位時間軸の使用」を「true」にすることで、8本全てのMAがMTF機能が有効になります。
MAを1本1本、タイムフレーム(時間軸)を指定したい場合は、「MA MTF toggle MT5」インジケータをご利用ください。
「上位時間軸 設定」の欄でMAの各時間軸において適用する時間軸を設定できます。
仕様として、上位時間軸のMAは、チャートに表示している時間軸のデータを使用し算出しています。
例えば、期間 10 のMAを設定していて、チャートの時間軸が M1(1分足) 、上位時間軸の設定が M5 (5分足) の場合、チャートには 期間 50 (期間 10 ✕ 5 倍 (M5 ÷ M1)) のMAが表示されます。
同じく期間10のMAにおいて、チャートの時間軸が M5(5分足) 、上位時間軸の設定が M15 (15分足) の場合、チャートには 期間 30 (期間 10 ✕ 3 倍 (M15 ÷ M5)) のMAが表示されます。
このように、上位時間足のMAは、チャート時間足によって動的に補正する必要があります。本インジケータはそれを一括で設定し、表示できる利点があります。
表示切り替えボタン
インジケータの表示/非表示は、ボタンをクリックすることで切り替えられます。
ボタンによる、表示/非表示はインジケータ自体を操作しているため、8本すべてのラインに影響があります。
ボタンのテキストは、固有IDを兼用しています。
本インジケータを複数使いたい場合、ボタン設定の「表示テキスト」を違う文字列にした上で、ボタンの表示位置を変更することで実現できます。
また、ボタンの表示/非表示の情報は、時間軸ごとに記憶しています。
この仕様より、例えば、普段は1分足、5分足においてインジケータを非表示にし、必要なときだけ表示するというような操作が簡単にできます。
豊富な適用価格の種類
MT5に標準で搭載されている以下の7つの適用価格
- Close – 終値
- Open – 始値
- High – 高値
- Low – 安値
- Median – 中央値 : (High + Low) / 2
- Typical – 基準値 : (High + Low + Close) / 3
- Weighted – 加重終値 : (High + Low + Close + Close) / 4
これに加えて、以下の適用価格が選択できます。
- Average – 平均 : (High + Low + Open + Close) / 4
- Median Body – 始終中央値 : (Open + Close) / 2
- Weighted Average 終値加重平均 : (High + Low + Open + Close + Close) / 5
- Trend Biased Price – トレンドバイアス (*1)
- HA Close – 平均足 終値
- HA Open – 平均足 始値
- HA High – 平均足 高値
- HA Low – 平均足 安値
- HA Median – 平均足 中央値
- HA Typical – 平均足 基準値
- HA Weighted – 平均足 加重終値
- HA Average – 平均
- HA Median Body – 始終中央値
- HA Weighted Average 終値加重平均
- HA Trend Biased Price – トレンドバイアス (*1)
*1 トレンドバイアスでは、以下の計算を行っています。
- 終値が始値より大きい(Open < Close)とき -> (High + Close) / 2
- 終値が始値より小さい(Open > Close)とき -> (Low + Close) / 2
機能追加の要望やバグ報告について
- 出品者に対してメッセージをお送りください。
リリース情報
■ Version 1.0 (2023年9月24日)
・初回リリース
ご購入前に必ずお読みください
- 本製品はMT5のみで動作します。
- パソコンのスペックやインターネット環境によって、正しく動作しないことがあります。
- MacOS版MT5や、仮想環境下のWindowsでは動作確認をしていません。
- Windows10およびWindows11のPCでご利用ください。
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