1.概要
価格・指標の現在の騰落インフォメーション(上昇・下降の状況と位置関係)を表示します。
指標は、チャートのタイムフレームの移動平均線(最大5本)・ボリンジャーバンド(最大3組)・パラボリック(1本)、マルチタイムフレーム移動平均線(最大5本)から選択できます。
指標のパラメータは個別に設定でき、表示・非表示も指定できます。
初期値(すべての指標が表示設定)での実行例です。
※下の実行例にはiK_Banners・iK_Flags・iK_MTF Moving Averagesも表示されていますが、本インディケータには含まれませんのでご注意ください。
水平線を騰落インフォメーションに表示させた事例です。
水平線のプロパティの[説明]欄にキーワード(ikhi,ikrhi,iklo,ikrlo,iknote任意のテキスト)を記述することで、水平線の位置関係をマーク等とともに表示させることができます。
※下の実行例にはiK_Banners・iK_Flagsも表示されていますが、本インディケータには含まれませんのでご注意ください。
2.インストール
ダウンロードしたZIPファイルを展開し、MT5のデータフォルダへドラッグ・アンド・ドロップすることでインストールできます。
次の動画を参考にしてください。
- インディケータのインストール[MT5版], Itoshima K, YouTube
次のファイルがインストールされます。
- インディケータ本体ファイル:[MT5のデータフォルダ]-[MQL5]-[Indicators]フォルダ
iK_MTF UpDown Info.ex5
(特殊フォントの確認・インストール)
iKシリーズインディケータの中には、本インディケータのように特殊フォントを使用するものがあります。
次のような特殊フォントを使用します。
- Wingdings(Windows標準搭載)
- Wingdings 2
- Wingdings 3 ← 本インディケータで使用する特殊フォント
- Webdings(Windows標準搭載)
- Symbol(Windows標準搭載)
これらのうち、WingdingsとWebdingsとSymbolはWindowsに標準で搭載されているフォントです。
一方、Wingdings 2とWingdings 3はMicrosoft Office等とともにインストールされるフォントのようです。
まず、フォントがすでにインストールされているかどうかを確認します。
Windowsデスクトップから[スタート]→[設定]→[個人用設定]→[フォント]と進みます。
ここで確認できます。
検索欄に「Wing」「Web」「Symbol」などと入力してみましょう。インストールされているフォントが表示されます。
本インディケータに必要なWingdings 3がインストールされていないときは、フリーフォントをダウンロードして、お使いのWindowsにインストールしてください。
フリーフォントのダウンロードはこちらから(ご面倒でも、URLをコピーしてご利用ください)。
- Wingdings 2:https://www.wfonts.com/font/wingdings-2
- Wingdings 3:https://www.wfonts.com/font/wingdings-3
3.設定項目
[共有]タブ
[インプット]タブ
■■■ 1. 騰落インフォメーション
□□□ 1.1 表示
この項目では、表示に関する基本的な設定をします。
(1.11) 騰落インフォメーションの配置
配置は「右」(右端中央)に固定です。
横方向のマージン(チャート内側への向きが+)と縦方向のシフト量(上向きが+)をピクセル単位で指定し、位置調整をします。
(1.12) キャラクタの大きさ
騰落インフォメーションのキャラクタの大きさを指定します。
(1.13) ローソク足の上昇色
(1.14) ローソク足の下降色
現在値の上昇・下降を表す色を指定します。
(1.15) チャートの上限・下限の色
チャートの上限と下限のキャラクタ「----」の色を指定します。
Noneを指定すると、iKシリーズに共通する項目の設定を行うインディケータ iK_Common Settings[MT5版] の「C3. インディケータ」-「(C3.02) 標準の色」で指定した色になります。
(1.16) 前景/背景に表示
前景に表示するか背景に表示するかを指定します。
□□□ 1.2 その他
この項目では、その他の基本的な設定をします。
(1.21) キャラクタの高さ調整
キャラクタの高さ方向の位置調整を倍率を指定して行います。
(1.22) 「説明」のフォント
(1.23) 「説明」の大きさ
水平線のプロパティの[説明]欄にキーワードを記述することで、水平線の位置関係をマーク等とともに表示させることができます。
この項目では、キーワードの一つ「iknote」を指定した際に表示する文字のフォントと大きさを指定します。
(1.24) 横スクロールで非表示にするタイミング(余白の足の本数)
チャートを横スクロールすると騰落インフォメーションは非表示になります。
この項目では、余白部分の足の本数が何本になったら非表示にするかを指定します。
(1.25) 横這い判定の閾値(ポイント)
騰落状況は、上昇・下降・横這いの3種類ですが、横這いについては正確に同じ値でなくても「横這い」と判定させることが可能です。
前回との値の差が、ここで指定する閾値以内であれば横這いと判定します。閾値はポイント単位で指定します。
■■■ 2. チャートのタイムフレーム
この項目では、チャートのタイムフレームの指標に関する設定をします。
□□□ 2.1 移動平均線①
□□□ 2.2 移動平均線②
□□□ 2.3 移動平均線③
□□□ 2.4 移動平均線④
□□□ 2.5 移動平均線⑤
移動平均線の表示・非表示、平滑化の方法、適用する価格、平均をとる期間、色、キャラクタの配置・タイプを指定します。
□□□ 2.6 ボリンジャーバンドの基準線
ボリンジャーバンドの基準線は3組共通です。適用する価格、平均をとる期間を指定します。
□□□ 2.7 ボリンジャーバンド①
□□□ 2.8 ボリンジャーバンド②
□□□ 2.9 ボリンジャーバンド③
ボリンジャーバンドの表示・非表示、標準偏差σの倍数、色、キャラクタの配置を指定します。
□□□ 2.10 パラボリックSAR
パラボリックSARの表示・非表示、加速因子、その最大値、色、キャラクタの配置を指定します。
■■■ 3. マルチタイムフレーム
この項目では、マルチタイムフレームの移動平均線に関する設定をします。
□□□ 3.1 移動平均線①
□□□ 3.2 移動平均線②
□□□ 3.3 移動平均線③
□□□ 3.4 移動平均線④
□□□ 3.5 移動平均線⑤
移動平均線の表示・非表示、平滑化の方法、適用する価格、タイムフレーム、平均をとる期間、色、キャラクタの配置・タイプを指定します。
(管理用のパラメータ)
4.注意事項など
使用期限
本バージョンには使用期限が設定されています。
期日前にバージョンアップのお知らせをいたしますので、引き続きご利用いただけるよう、ダウンロードしてください。バージョンアップは無料です。
免責事項
本インディケータを使用することによって生じるいかなる損害に対しても一切責任を負いません。
また、本インディケータの提供を予告なしに中止することがあります。
禁止事項
本インディケータのファイル及び使用権を譲渡すること(あるいは貸与すること)を禁止します。
また、譲渡された(あるいは貸与された)本インディケータの使用を禁止します。
5.動作確認
次のMT5環境で動作確認を行っています。
- メタクオーツ・ソフトウェア・ジャパン
- OANDA Japan
- アヴァトレード
- フィリップ証券
- 外為ファイネスト
6.既知の不具合・バグ、対処方法 など
現在のところはありません。
7.改訂履歴
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- Version 1.01(Build v1.01.04j),2021/8/6
チャートから本インディケータを削除したとき、キャラクタが削除されずに残ってしまうバグに対処しました。
- Version 1.01(Build v1.01.04j),2021/8/6
- Version 1.01(Build v1.01.03j),2021/8/6
最初のバージョン。
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