1.概要
押し安値・戻り高値の水平線とキャプション、トレンド転換マークと極値マーク および 水平線と極値マークの履歴を表示するインディケータです。
押し安値・戻り高値の水平線はマルチタイムフレーム対応です。表示中のチャートのタイムフレームと指定したタイムフレームの押し安値・戻り高値の位置に表示されます。
トレンド転換マークと極値マークは チャートのタイムフレームに表示されます。トレンド転換マークは トレンド転換の起点となった押し安値・戻り高値の位置に、極値マークは 安値と高値の位置に表示されます。
さらに、押し安値・戻り高値の水平線と高値・安値の極値マークは、その履歴も表示できます。
本インディケータはiK_MTF HighLow Linesの多機能版です。
iK_MTF HighLow Linesの機能である
- 押し安値・戻り高値の水平線とキャプションを表示
- 極値マークとトレンド転換マークを表示
- 指定した複数のタイムフレームの水平線を表示
に、次の機能を追加しました。
- 始点の左右両側を延長した「水平線」と 始点の右側のみを延長した「半水平線」の 2種類の水平線
- 水平線の履歴を表示
- 極値マークの履歴を表示
本インディケータを適用した実行例1です。
※下の実行例にはiK_Banners・iK_Flagsも表示されていますが、本インディケータには含まれません。
本インディケータを適用した実行例2です。
※下の実行例にはiK_Banners・iK_Flagsも表示されていますが、本インディケータには含まれません。
本インディケータを適用した実行例3です。
※下の実行例にはiK_Banners・iK_Flags・iK_Changerも表示されていますが、本インディケータには含まれません。
本インディケータを適用した実行例4です。押し安値・戻り高値の水平線の履歴 と 極値マークの履歴 を表示しています。
※下の実行例にはiK_Banners・iK_Flagsも表示されていますが、本インディケータには含まれません。
iK_BaseTime Line・iK_MTF UpDown Infoと連携した実行例5です。
※下の実行例にはiK_Banners・iK_Flagsも表示されていますが、本インディケータには含まれません。
2.インストール
ダウンロードしたZIPファイルを展開し、MT5のデータフォルダへドラッグ・アンド・ドロップすることでインストールできます。
次の動画を参考にしてください。
- インディケータのインストール[MT5版], Itoshima K, YouTube
次のファイルがインストールされます。
- インディケータ本体ファイル:[MT5のデータフォルダ]-[MQL5]-[Indicators]フォルダ
iK_MTF OshiModori.ex5
3.設定項目
[共有]タブ
[インプット]タブ
■■■ 1. 押し安値・戻り高値、トレンド転換
押し安値・戻り高値の抽出対象、期間パラメータ、トレンド転換マーク、極値マークを設定します。
期間パラメータは、ZigZagのDepthと同義のパラメータです。
極値マークの履歴の表示・非表示を指定できます。
トレンド転換マークと極値マークは、下の表の番号を指定してください。
■■■ 2. 押し安値・戻り高値の水平線
水平線に関する設定です。
6つのタイムフレームを指定でき、それぞれについて 色・幅・線種を指定できます。
チャートのタイムフレームが 指定した6つのタイムフレームにない場合の 色・幅・線種も指定できます。
■■■ 3. 押し安値・戻り高値の水平線(トレンドの中の逆トレンド)
「トレンドの中の逆トレンド」の水平線に関する設定です。
2. 押し安値・戻り高値の水平線 と同様に設定します。
タイムフレームは 2. と対応していますので変更できません。
色に「None」を指定すると、その水平線は表示されません。
■■■ 4. 水平線(2.と3.)の共通事項
2.と3.の水平線に共通する設定です。
水平線の種類を 始点の左右両側を延長した「水平線」と 始点の右側のみを延長した「半水平線」から選択します。
指定したタイムフレームが チャートのタイムフレームよりも短い場合の 表示・非表示を指定できます。
■■■ 5. 水平線の履歴
水平線の履歴に関する設定です。
水平線の履歴の 表示・非表示を指定できます。
表示する場合には、2.と3.の配色と同じにする あるいは 個別に手動で設定する を指定します。
水平線の履歴の線色・線幅・線種は[カラー]タブで指定します。
(管理用のパラメータ)
[カラー]タブ
トレンド転換マーク と 極値マークの色・大きさ、水平線の履歴の線色・線幅・線種に関する設定です。
4.注意事項など
使用期限
本バージョンには使用期限が設定されています。
期日前にバージョンアップのお知らせをいたしますので、引き続きご利用いただけるよう、ダウンロードしてください。バージョンアップは無料です。
免責事項
本インディケータを使用することによって生じるいかなる損害に対しても一切責任を負いません。
また、本インディケータの提供を予告なしに中止することがあります。
禁止事項
本インディケータのファイル及び使用権を譲渡すること(あるいは貸与すること)を禁止します。
また、譲渡された(あるいは貸与された)本インディケータの使用を禁止します。
5.動作確認
次のMT5環境で動作確認を行っています。
- メタクオーツ・ソフトウェア・ジャパン
- OANDA Japan
- アヴァトレード
- フィリップ証券
- 外為ファイネスト
6.既知の不具合・バグ、対処方法 など
- 症状:最新足の極値マーク等が表示・更新されない、最新足に切り替わったときに直近の極値マーク等が消失してしまうことがある。
環境:v1.11.03j
進捗:v1.11.04jで対処済みです。 - 症状:次のMT5環境において、水平線や水平線の履歴が正常に表示されないことがある。
環境:v1.11.03j,メタクオーツ・ソフトウェア・ジャパンのMT5 Version: 5.00 Build 3213
進捗:症状の再現性と原因を調査中です。
7.改訂履歴
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- v1.11.09j,2022/3/5
動作の軽快化・改善を図りました。
入力パラメータで、更新の頻度 と 全データの再計算の頻度 を設定できるようにしました。
使用期限を2022/9/30に更新しました。
- v1.11.09j,2022/3/5
- v1.11.04j,2022/2/25
最新足の極値マーク等が表示されない・更新されない症状に対処しました。
最新足に切り替わったときに直近の極値マーク等が消失してしまう症状に対処しました。 - v1.11.03j,2022/2/24
最初のバージョン。