■コンセプト
トレンド相場の多くには押し目が存在し、押し目でのエントリーは
高値掴みを避けながら、トレンドに逆らわないポジションで利益を伸ばすことができる方法の一つです。
当EAはこの手法を大切にし、押し目買い・戻り売りを愚直なまでに繰り返していくEAです。
■ロジックについて
直近の変動から方向感を定め、定めた方向と逆方向にある程度の反発があった場合、そこを押し目として順張り方向へエントリーします。
エントリー後にある程度利益が乗った場合、一旦決済して再度反発を待ち、チャンスがあれば再び同方向へエントリーします。
エントリー後に損失が膨らんでしまった場合は方向感を訂正し、反対方向で押し目が発生するまで待ち、そこでドテン(決済と同時に逆のポジションを持つ)します。
これを繰り返していくロジックとなります。
その他詳細部分については非公開とさせていただけますと幸いです。
■取引時間について
金曜日/年末/クリスマスイブの市場終了20分前までにポジションを決済し、持ち越さないように制限を掛けています。
この機能はGMT+2/+3(米国サマータイム方式)業者でのみ正常動作します。
その他の例外的な休場には対応していないため、持ち越したくない場合は手動決済していただく必要がございます。
■経済指標発表時の動作について
当EAは経済指標発表に対して特別な制御は行わず、通常通りロジックを基にトレードしていきます。
指標により大きな利益や損失が発生することもございますが、長期的には期待値が五分になるという考え方で開発しております。
■トレードシーン(バックテストより抜粋)
※全体が見えやすいよう30分足で表示しております。
※パソコン環境の方は右クリックから新しいタブで画像を開いていただくと見やすくなるかと存じます。
※赤い矢印と点線が売り、青い矢印と点線が買いとなっております。
■パラメータ説明
ロットにかかわる設定以外は基本的にデフォルトで問題ありません。
パラメータ名 | パラメータ説明 | デフォルト設定 |
マジックナンバー | 一つのMetaTrader口座で複数のEAを稼働させる時にEAを識別する番号です。他のEAと被らないようにご設定ください。 | 8650001 |
単利運用時のロット | 複利運用フラグが「false」の時、ここで設定した値を固定値でロットします。 | 0.1 |
許容スプレッド(1=0.1Pips) | 許容するスプレッドを設定可能です。 | 20 |
複利運用フラグ | 複利運用を行う場合は「true」、行わない場合は「false」にご設定ください。
「true」にした場合、「単利運用時のロット」で設定した値は無視され、以下2つのパラメータでロットが計算されます。 |
false |
複利運用時に参照する資金 | 複利運用フラグが「true」の時に、複利運用を行う基準資金を余剰証拠金か口座残高で選択可能です。 | 余剰証拠金 |
複利運用時に0.1Lotを賭ける基準資金 | 複利運用フラグが「true」の時に、資金いくら当たり0.1Lotを賭けるか設定します。
以下イメージで資金に応じてロットが増えていき、複利運用されます。 例1:設定値 300000(デフォルト) 資金 300000 → 0.10 Lot 資金 450000 → 0.15 Lot 資金 600000 → 0.20 Lot 例2:設定値 150000 資金 300000 → 0.20 Lot 資金 450000 → 0.30 Lot 資金 600000 → 0.40 Lot 例3:設定値 600000 資金 300000 → 0.05 Lot 資金 450000 → 0.07 Lot 資金 600000 → 0.10 Lot ※ブローカーの最小ロット単位で割り切れない場合は切り捨てられます。 |
300000 |
新規注文のリトライ回数上限 | スリッページ等で新規注文が失敗した際、再注文される回数を制限します。失敗回数が設定値を超えた場合は次のシグナルまで注文を諦めます。 | 30 |
起動時過去バー確認本数 | 起動時にEAが過去の状況を同期するために過去のバーを確認するのですが、その確認本数を設定可能です。念のためパラメータとして残していますが、基本的にデフォルトで問題ありません。 | 2000 |
■バックテスト結果(デフォルト)(通貨単位:円)
※当EAは注文リトライ(バックテスト上で再現が困難)を除いて始値のみで動作するため「始値のみ」でテストしております。
■その他注意事項
・当EAは1分足チャートで実行している場合のみ正常動作します。
・当EAはGMT+2/+3(米国サマータイム方式)業者での運用を推奨しております。
・MT4を閉じて再起動する場合、ポジションは自動決済されません。再起動後に既存ポジションがあればそのままロジックが再開されます。
・当EAは手動決済に対応しております。手動決済後は次のシグナルで適宜エントリーします。次回シグナルが近い場合は決済後すぐに再エントリーする可能性があることはご留意ください。
・EAの動作はブローカー毎の配信レートの違いや、実行環境(通信速度/処理速度等)の違いにより異なることがございます。
■Q&A
・バックテスト画像のモデリング品質が「n/a」となっておりますが、信頼性が低いのでしょうか。
当EAは基本的な動作を始値生成時のみで行うため、「始値のみ」でバックテストを実施しておりますが、MT4は仕様上、「始値のみ」でバックテストを行うとモデリング品質を機械的に「n/a」と表示します。
MT4のそのような仕様により「n/a」と表示されておりますが、一般的に「始値のみ」で動作するEAを「始値のみ」でテストしている場合においてはあまり影響がないものとなりますのでご安心いただければと存じます。