ボリンジャーバンド(BB)の拡張を利用した基本的にはトレンドフォロー型のEAです。
市場が停滞し動きが乏しなった後、大きく動き出すタイミングを
BB収縮後の拡張を利用して検出し、エントリーするEAになります。
これを基本とし、以下の対応も行うことで収益性を上げています。
■エントリー条件
移動平均(EMA)を利用して、トレンドの方向を確認
明らかなトレンド発生している場合は、逆方向にはエントリーしない
■クローズタイミング
エントリーに設定した指値、逆指値(バックテストで最適値を調整)での決済をベースとし、
以下のような条件を満たした場合にも、勢いがなくなったと判断して、
ポジションをクローズするようにしています。
・ローソク足に、逆方向の強めのヒゲ発生
・ある程度の利益が出ている状態で大き目の戻りが発生
・短期間で一気に上昇(下降)
・直近の最高値(最安値)を一旦超えたが、すぐに最高値(最安値)以下に戻された
などを含む、複数の条件を入れています。
狙った方向に動かなかったら(逆方向に動いてしまったら)早めに諦めるため、勝率は高くはないですが、
負け額は小さめで、勝つときは大きく利益を取る、損小利大(リスクリワードを高くする)タイプのロジックです。
EAは4時間足用です。4時間足のデータを使用し動作し、エントリー、クローズ判定を行います。
基本的にはどの通貨でも使えるロジックだと思いますが、今回はよりバックテストの結果がよかったUSDJPY、AUDJPY、EURUSD、GBPUSDでのみ使用できるようにしています。
パラメータは基本的にプログラム内部で保持し(エキスパート設定で変更不要とし)、通貨ペアに応じて自動で切り替えるようにしました。
以下パラメータのみ必要により変更下さい。
パラメータ | 内容 |
---|---|
MagicNumber_Hl | マジックナンバーです。基本、変更は不要と思いますが、本EAを同じ通貨で複数実行するようなことがあればそれぞれ変更下さい。 |
Lots | 注文ロット数です。初期状態では1万通貨としているため、ご予算に応じて調整下さい。 |
許容スプレッド | スプレッドが広がった際に、どこまで許容するかの指定です。 |
各通貨(各SETファイルを設定)でテストした結果は以下です。
2007/01/01~2019/06/31の期間でパラメータ調整、バックテストした結果、および、そのパラメータで2019/07/01~2020/05/22でフォワードテスト(パラメータ未調整で実行)した結果(2019/07/01~2020/05/22で運用していた場合の見込み)です。
AUDJPYのみですが、2007/01/01~2020/05/22を合わせて実行した結果詳細も載せておきます。
1万通貨固定の運用(1ポジションのみ、複利運用なし、スプレッド15)で、プロフィットファクタ2.05、利益117万円の見込みです。