Archie_AUDNZD_H4_1.00は、豪ドル/NZドル専用のナンピン型EAになります。
なぜ豪ドル/NZドル専用なのかというと、
オーストラリアとニュージーランドは地政学的に似ている傾向があり、
それらの通貨の組合せであるAUDNZDはトレンドが起きにくいからです。
実際に日足チャートや4時間足チャートを分析してみると、
他通貨ペアよりもトレンドの発生頻度が低いです。
よって、AUDNZDはナンピンが効きやすいと個人的に思っており、
それを証明するために本EAを開発してみました。
ナンピンと言うと、無限にポジションを増大させ、
負けた時には大きく証拠金を減らしてしまう懸念がありますが、
本EAは資金管理を最優先に開発しており、
パラメーターで指定した金額以上の損失を被らないように設計にしているので、
安心して運用できます。
■■■[EAの特徴]■■■
・AUDNZDの4時間足専用のEA
・ナンピンは最大で11回
・変則的なマーチンゲールを採用
・パラメーターで最大損失額を指定
・過去13年間のバックテストで綺麗な右肩上がりの収益曲線
これらの特徴を簡単に説明すると、
・AUDNZDの4時間足専用のEA
Archie_AUDNZD_H4は、AUDNZDの4時間足専用のEAです。
それ以外の通貨ペア、時間足では稼働しないようになっています。
・ナンピンは最大で11回
最初にポジションを持ってから、反対方向へレートが動いた場合、
最大で11回ナンピンを行います。
よって、最大のポジション数としては、合計で12個になる可能性がありますが、
その頻度は非常に低いです。
・変則的なマーチンゲールを採用
マーチンゲールとはロット数を倍々に増やしていく方法ですが、
それをやってしまうと、ナンピンの後半にいくほど、
膨大なロット数を抱え込むことになり、
これが破産の原因でもあります。
よって、本EAでは変則的なマーチンゲールを採用しています。
具体的には、ロット数を倍々に増やすのではなく、
パラメーターで指定した固定ロット分を加算していきます。
マーチンゲールの場合、最初に0.01ロットだとしても、
0.01⇒0.02⇒0.04⇒と増えていき、10回目には、5.12ロットになります。
最初のロットと比べて500倍ものロットを抱え込むのは心理的にも負担が大き過ぎますね。
しかし、最初に0.04ロットでも、次回以降は0.02ロットずつ加算していく場合なら、
0.04⇒0.06⇒0.08⇒と増えていき、10回目には、0.22ロットだけで済みます。
本EAではこの方法を採用しています。
・パラメーターで最大損失額を指定
ナンピン・マーチンゲール型EAの場合、ロット数を膨らませた挙句、
ストップにかかると大幅損となってしまう危険性があります。
しかし、本EAでは最大損失額を固定することから設計していますので、
自分が設定した金額以上の損失は被らないようになっています。
(スリッページするケースはあります)
・過去13年間のバックテストで綺麗な右肩上がりの収益曲線
本EAのバックテストは過去13年分で行っていて、
その間、綺麗な右肩上がりを実現できています
しかも、スプレッドは[50]というかなり広めの設定にしていますが、
それでも十分に耐えうるロジックになっています。
■■■バックテスト■■■
バックテストは証拠金と最大損失額の関係性から、
3つほど掲載しておきます。
●初期証拠金100万円、最大損失額15万円のケース●
これがベースとなるバックテストですが、
特に重要な項目に赤ラインを引いています。
まず、[スプレッド]が50になっていますが、
ここまで広く取っている方はほとんどいないでしょう。
たいていの方は、バックテストの成績を良く見せるために、
[スプレッド]を狭くする傾向にあります。
しかし本EAの場合、[スプレッド]に依らないロジックの優位性があるので、
ここまで広く取っても、右肩上がりの収益が実現できます。
そして、[最大ドローダウン]は15万円未満になっていますが、
これに関してはパラメーターで最大損失額を15万円に設定しているためです。
にも関わらず、[純益]は160万ほどになっており、
リスクリターン率は=1592234.57/146935.62=10.84という高数値になっています。
利用する方の証拠金の額によりますが、60万以上でしたら、
こちらの初期のままでのパラメーター設定での運用を推奨します。
(パラメーターの解説は後述します)
●初期証拠金50万円、最大損失額10万円のケース●
証拠金が50万円前後で、最大損失額は10万円ほどに抑えたい場合は、
以下のパラメーター構成を推奨します。
[Profit_target]=700(円)
[Profit_percent]=15(%)
[Lots]=0.02
[Lots_up]=0.01
[Stop_amount]=100000(円)
(その他のパラメーターは初期値のまま)
(パラメーターの解説は後述します)
特に重要な項目に赤ラインを引いています。
[最大ドローダウン]を抑えた結果、[純益]も下がっていますが、
右肩上がりの収益は実現できています。
●初期証拠金20万円、最大損失額5万円のケース●
証拠金が20万円前後で、最大損失額は5万円ほどに抑えたい場合は、
以下のパラメーター構成を推奨します。
[Profit_target]=400(円)
[Profit_percent]=20(%)
[Lots]=0.01
[Lots_up]=0.01
[Stop_amount]=50000(円)
(その他のパラメーターは初期値のまま)
(パラメーターの解説は後述します)
特に重要な項目に赤ラインを引いています。
[最大ドローダウン]をさらに抑えた結果、[純益]もさらに下がっていますが、
リスクリターン率は高水準をキープしています。
収益グラフでは1度だけ大きく下げた場面がありますが、
13年間のうち1度だけですし、その後すぐに回復していますので問題ないでしょう。
本EAでの最大損失額は5万円なので、理論上は必要証拠金は10万円ほどあれば十分ですが、
余裕を持たせて20万円からを推奨します。
■■■パラメーター■■■
[Magic]=20200516(初期値)
他のEAと異なる数値を設定してください。
[Max_spread]=6.0(初期値)
最大スプレッド。これ以上開いたらエントリーしない。
[Slippage]=3(初期値)
最大スリッページ。これ以上滑ったらエントリーしない。
[Profit_target]=1000(円)(初期値)
1回目のポジションでの目標利益額。
[Profit_percent]=20(%)(初期値)
2回目以降のポジションで目標利益額の増額割合。
[Lots]=0.04(初期値)
1回目のポジションのロット数。
[Lots_up]=0.02(初期値)
2回目以降のポジションでの加算ロット数。
[Max_position_buy]=12
買いの最大ポジション数。
[Max_position_sell]=12
売りの最大ポジション数。
[Nanpin_first]=20(PIPS)
1回目と2回目のナンピン間隔。
[Nanpin_up]=3(PIPS)
2回目以降のポジションでの加算するナンピン間隔。
[Stop_amount]=150000(円)
ストップ(損切り決済)するまでの含み損金額。
[Free_comment]=Free comment
フリーコメント。
■■■エントリー状況■■■
以下のようにエントリー、及び、決済を行います。
必要ならばナンピンを行い、まとめて決済するスタイルです。
ポジション保有時間はおおよそ2~3日のケースが多いですが、
稀に1週間以上保有し続けることもあります。
■■■よくある質問■■■
Q1:どこのブローカーでも稼働できますか?
A1:パラメーターで金額(円)を記入する箇所があるので、原則、国内のブローカーを推奨します。
Q2:週末のポジション持越しはありますか?
A2:週末決済機能はありませんので、持ち越す可能性はありますが、それほど頻度は高くないでしょう。
Q3:夏時間、冬時間の設定は必要ですか?
A3:必要ありません。
Q4:1つのMT4で他のEAと同時に稼働させることはできますか?
A4:同時に稼働させることはできます。
しかし、証拠金が少ない中で、本EAと他のEAが両方とも含み損を抱えていた場合、
本EAのパラメーターで指定した最大損失額を待たずに強制決済される可能性はあります。
Q5:手動でポジションを決済することはできますか?
A5:できます。しかし、複数ポジションを持っていて、その中の一部だけを決済すると、
その後、正常な動きをしない可能性も否定できないので、
手動で決済する場合は、全てのポジションをまとめて決済してください。
Q6:パラメーターを変更しても良いですか?
A6:はい、変更しても構いませんが、
ハイリターンの方向へ変更する場合は、バックテストなどを行ったうえで
十分に注意して運用するようにしてください。
先に、証拠金別のパラメーター構成を提示しましたが、
それら以外のパラメーターは原則初期値のままで運用することを推奨します。
■■■免責事項■■■
・本EAの著作権は、著作権法で保護されている著作物に当たります。
・本EAの複製、改変、再配布などは法律により固く禁止されています。
・本EAの内容については、予告なく掲載を変更、中止することがあります。
・本EAのバックテスト、フォワードテストの結果は、
将来における確実な利益を保証するものではありません。
・本EAの利用により発生した損失については、
プログラムの不具合、バグなどの原因も含め、開発者は一切の責任を負いません。
必ず自己責任でお願いします。