色々なインジケータがありますが、インジケータの値がいくらになったら売買すればいいのか誰も教えてくれていませんでした。
私もそれで試行錯誤しましたが、今はAIの時代です。
上記をAIで予測させました。
ロング、ショートのタイミングを矢印でチャートに表します。
まず結果を先に共有いたします。
下記は、横が予測した上昇値で縦が5日後の実際の上昇値です。
単位はどちらも円です。
各点が1つのデータに対する予測結果を表します。対角線上に点が多くプロットされているほど誤差が小さいことになります。
データは2012年~2024年の1時間足単位をAI予測した結果です。
上記の予測精度を数値で表すと以下の値になります。
決定係数0.954は驚異的です。(1が完全相関です)
上記は複数のインジケータと複数のインジケータパラメータを駆使した結果で
上位の相関が高いものを、今回の判断に使っています。
具体的な内容を公開することはできませんが
それぞれインジケータとインジケータのパラメータ毎の寄与度の
結果を以下のようにAIで算出しています。
実感してもらいたいため、ひとつだけ例をあげます。
有名なStandard Deviation(標準偏差)です。
【一般的な説明】
標準偏差は、相場のボラティリティを測ります。
この指標は移動平均線を中心として価格変化の規模を
表示します。そのため、指標の値が大きくなれば、
相場のボラティリティも広がり、価格は移動平均を
中心として揺れます。指標の値が大きくない場合、相場の
ボラティリティも小さく、価格は移動平均線に近づきます。
上記の説明のポイントはStandard Deviation(標準偏差)だけでは
アップトレンドかダウントレンドか分からないと説明されていることです。
しかしAI予測するとそんなことはないことが分かります。
これはあるパラメータで計算したStandard Deviation(標準偏差)の
値が5日後の上昇幅にどう寄与するかどうかの結果です。
オレンジの1⃣は値が1.75~3.62の場合に5日後には値は下がると予測しています。
これは上昇、下降のトレンドを加味していないAI予測です。
上記予測と別のインジケータでの上昇下降トレンドを組み合わせるだけでの
インジケータを試しに作成したところ、それだけで精度が高いインジケータを作成することができました
上記例を各種有効なパターンの組み合わせを組み合わせて買いタイミング、売りタイミングを表示するインジケータとなります。
■注意点として
ドル円、1時間足でのAI予測結果から作成したインジケータのため
他の通貨ペア、時間足ではうまく結果を出すことはできないです。
ドル円、1時間足での運用に特化したインジケータとなります。
■特徴
・レンジブレイクの予測に強いです。
・逆に雇用統計等の、それまでのローソク足を無視する動きには対応できないため、重要指標の無いときに利用することをお勧めします。
・ドル円は、基本的にアップトレンドは徐々に上がっていく傾向があるため、ロングポジションでかなり精度がでます。
・逆にダウントレンドは、介入などで一気に下がる場合が多いため、トレンドが予測できない傾向がありますので、あまりお勧めしません。
■パラメータ
ドル円の1時間足に特化しているため、設定は、ほぼ無しです。