28通貨ペアBest Selectインジケータのご紹介
- 概要
「28通貨ペアシリーズ」第4段となる、28通貨のトレンド状態が全て見え、その中からベストの通貨ペアを一発で選べる、”28CP_Best_Select”インジケータです。
8通貨(USD,JPY,EUR,GBP,AUD,NZD,CAD,CHF)全ての組み合わせ(28通貨ペア)の中から、どの通貨ペアを選んでトレードすれば一番良いのかを、数値とカラーで知らせてくれる「凄いインジケータ」です。今現在、最も強いトレンドが発生している通貨ペアを簡単に見つけることができます。
28通貨ペアのチャートを次々に開いて、日足、4時間足、1時間足、30分足、15分足、5分足と時間足を変えてあれこれ分析検討しなくても、マルチタイム分析とベスト通貨ペアの選択が、チャート1枚とこのインジケータだけで完結します。
- 本インジケータの特徴
(ア)
主要8通貨(USD,JPY,EUR,GBP,AUD,NZD,CAD,CHF)の組み合わせからなる28通貨ペア(USDJPY,EURJPY,GBPJPY,AUDJPY,NZDJPY,CADJPY,CHFJPY,EURUSD,GBPUSD,AUDUSD,NZDUSD,USDCAD,USDCHF,EURGBP,EURAUD,EURNZD,EURCAD,EURCHF,GBPAUD,GBPNZD,GBPCAD,GBPCHF,AUDNZD,AUDCAD,AUDCHF,NZDCAD,NZDCHF,CADCHF)について、それぞれの5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足チャートにおけるトレンドの状況を1枚のテーブルに表します。レートのリアルタイムの動きを数字で示すので、数値が大きい程、トレンドが強いことが分かります。一目で全通貨ペアの動向が把握できます。
(イ)
数値の大きい順TOP3とBOTTOM3を見やすい色で表示します
(ウ)
ワンクリックで、通貨ペアをアルファベット順に並び替えられます。
(エ)
ワンクリックで、合計数値の大小順に並び替えられます。
(オ)
ワンクリックで、並び替え方向を昇順・降順に切り替えることができます。
(カ)
表示色は、ユーザーが任意の色に変更できます。
- 本インジケータの基本的考え方
「28通貨ペア一覧インジケータ」を発展させた「8CP見える化インジケータ」、これをさらに発展した位置付けにあるインジケータです。
「8CP見える化インジケータ」の描画グラフの変化率の値を、全28通貨ペアに対して、5分足から日足までのマルチタイムフレームで収集し、一覧表として表示するものです。
考えかたとしては、グラフの変化率の値が大きい程、実際のレートの動きが激しいことになるので、その通貨ペアだけに注目してトレードをすれば良いということになります。
表の縦軸が通貨ペア、横軸が時間足です。時間足毎に、下降トレンドの最も激しい通貨ペアには、Red、次にOrange、その次にYellowを、上昇トレンドの最も激しい通貨ペアには、Aqua、次にDeepSkyBlue、次にMediumPerpleの色を与え、それ以外はLimeにしました。この色分けにより、どの時間足で、どの通貨ペアが一番変化しているのかが一目で分かります。
ある通貨ペアの横一行が全てRedやOrangeの場合、その通貨ペアで売りを仕掛ければ、間違いなく下降トレンドを捉えられます。「レジサポライン水平線をブレイクしたばかり」など、チャートの環境分析と併用すれば、まさに鬼に金棒です。
- 通貨ペアについて
8通貨の組み合わせは、28通り(8C2=28)になります。
- パラメータ
[項目] [内容] [デフォルト設定値]
TM_Frame1 タイムフレーム1 5
TM_Frame2 タイムフレーム2 15
TM_Frame3 タイムフレーム3 30
TM_Frame4 タイムフレーム4 60
TM_Frame5 タイムフレーム5 240
TM_Frame6 タイムフレーム6 1440
CL_TP1 TOP1表示色 Aqua
CL_TP2 TOP2表示色 DeepSkyBlue
CL_TP3 TOP3表示色 MediumPurple
CL_BT3 BOTTOM3表示色 Yellow
CL_BT2 BOTTOM2表示色 Orange
CL_BT1 BOTTOM1表示色 Red
CL_NON その他表示色 Lime
P1 計算期間1 20
P2 計算期間2 200
corner コーナー位置 0
(0:左上、1:右上、2:左下、3:右下)
FontSize フォントサイズ 11
x_org 横方向位置 10
y_org 縦方向位置 28
x_shift 列間隔 90
str_len 表示桁数 10
使い方
<インジケータの導入>
任意の通貨ペアのチャートにインジケータを導入します。
全般タブの「DLLの使用を許可する」にチェックを入れてください。
(チェックが入っていないとエラーが表示されます。)
グリッドが邪魔な場合は、CTRL+Gを押してグリッドを消してください。
ローソク足が邪魔な場合は、ALT+3を押して、ラインチャートにします。
縦軸目盛の上でマウスカーソルを下にドラッグして表示倍率を下げると見やすくなります。
プロパティ、色の設定でラインチャートの色をNoneにするとラインは表示されません。
<下降トレンド通貨ペアの発見>
28通貨ペアの中から、表示色がRed、Orange、Yellowで表示されているものを探します。
この中でTotalのマイナス数値が大きい程、その通貨ペアの下降トレンドが激しいということになります。
<上昇トレンド通貨ペアの発見>
28通貨ペアの中から、表示色がAqua、DeepSkyBlue、MediumPerple
で表示されているものを探します。
この中で数値が大きい程、その通貨ペアの上昇トレンドの勢いが激しいことになります。
【Total】をマウスでクリックすると、数値の順に並べ替えられます。
並べ替え方法は、降順と昇順が交互に切り替わります。
【↑】あるいは【↓】をクリックしても、並べ替え方法が替わります。
【CP】をクリックすると、通ペア名順に並び替えられます。
- 実際の画面から
(1)初期画面
通貨ペア名 [CP] 昇順に並んでいます。
(2)降順に並べ替え
【CP】をマウスでクリックすると、通貨ペア名の降順に並べ替えられます。
(3)[Total]をクリックすると、Toal数値の大小の順で並び替えられます。
(3)[Total]をもう一度クリックすると、Toal数値の大小の逆順で並び替えられます。
【↑】または【↓】をクリックしても、並び順が逆になります。
では、最後のチャートを良く見てみましょう。
Total数値がマイナスで一番大きい通貨ペアは、NZDJPYです。時間足の5分足から日足まで、数値は全てマイナスで、色もOrangeかRedで表示されています。
従って、今、新規にポジションを建てるのであれば、「ZNDJPYで売りポジションを建てるのが最も良い」という結論になります。
では、実際のNZDJPYのチャートを見てみましょう。
図は、NZDJPYの5分足チャートです。赤の下向き矢印の位置で、インジケータを表示させました。
明確な下降トレンド中で、2本の水平線(77.038,76.845)のレンジ範囲から下にブレイクしたところです。もし、ここで1Lotの売りポジションを建てたとしたら、利益は約30,000円になります。
なによりも、「5分足から日足まで、全て強い下降トレンドにある」ということが、本インジケータによって明らかなので、売りポジションを持つとしても、とても安心感を持って臨むことができます。
- 画面構成要素
(1)クリッカブル要素
1行目にある[CP]、[M5]、[Total]、 [↑]をマウスでクリックすることで、並び替え順を変えられます。
現在の選択要素は【】で囲まれて、オレンジ色で表示されます。非選択要素は[]で囲まれて、黄色で表示されます。
(2)【CP】
通貨ペア名です。
(3)M5,M15,M30,H1,H4,D1
時間足名です。それぞれ5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足に相当します。
(4)【Total】
M5,M15,M30,H1,H4,D1のそれぞれの時間足の評価数値を合計したものです。
- 本インジケータのメリット
28通貨ペアのチャートを、個別に開かなくても、一つのチャートに導入するだけで、28通貨ペア全ての動きが、まるで手に取るように一目で判断できる優れものです。
特に、リアルタイムでレートの値動きに敏感に反応するので、今現在、最も動きのある通貨ペアがどれであるかを直ぐに判別できます。同時に複数(6組)の時間足でのマルチタイムフレーム分析も行っているので、短期時間足だけでなく、長期時間足の動向も含めた判断ができます。
もちろん、チャートを開いて、レジサポライン等の相場環境を確認することは必要ですが、このインジケータを使えば、開くチャートはただ一つで良く、最も数値が大きいチャートだけ開けば良いのです。
本インジケータが、皆様のトレードの力強い味方になるものと確信しています。
- バージョンアップ履歴
<Ver1.00> 2021/12/19
初期開発バージョン
<Ver2.00> 2021/12/27
[M5]にソート機能を付加
正規化係数を修正