マーチンゲール法はご存じだと思います。ここに来る人は。
絶対勝てないし、絶対手を出してはいけないです。初心者がハマるやつです。
1万が10万になり、100万になり、そしてそれが一気にゼロになる。
次は100万を入金する。200万になる。そしてそれが一気にゼロになる。
生活費を切り詰めて、100万を入金する。500万になる。そしてそれが一気にゼロになる。
そう、一瞬勝てるんだマーチンゲール。だけど絶対破綻する。
ん…?
これ私のことじゃないですか!
どうやったらマーチンゲールで破綻しないのか。
ずっとマーチンゲール系のEAを作る、テストする、破綻する。を繰り返しました。
さて、ここでなぜ破綻するか説明しましょう。
USDJPYを0.01Lots、1000pipsでマーチンゲールしてみます。
1回目、0.01lots、1000pips、勝ったら+1000円、負けたら-1000円、負けたら2回目へ 2回目、0.02lots、1000pips、勝ったら+2000円、負けたら-2000円、負けたら3回目へ 3回目、0.04lots、1000pips、勝ったら+4000円、負けたら-4000円、負けたら4回目へ 4回目、0.08lots、1000pips、勝ったら+8000円、負けたら-8000円、負けたら5回目へ 勝つまで倍々ゲームをしていきますが、勝つと必ず+100円になるんですね。だから負けない! 5回目、0.16lots、1000pips、勝ったら+16000円、負けたら-16000円、負けたら6回目へ 6回目、0.32lots、1000pips、勝ったら+32000円、負けたら-32000円、負けたら7回目へ 7回目、0.64lots、1000pips、勝ったら+64000円、負けたら-64000円、負けたら8回目へ ぐわぁー6連敗とは不運なことです。でも次は勝てるでしょう! 8回目、1.28lots、1000pips、勝ったら+128000円、負けたら-128000円、負けたら9回目へ 9回目、2.56lots、1000pips、勝ったら+256000円、負けたら-256000円、負けたら10回目へ 次負けたら資金がなくなる! 10回目、5.12lots、1000pips、勝ったら+512000円、負けたら-512000円
損失が1,023,000円出て、退場です。
これは10連敗したわけですが、10連勝したときの利益は1000×10=10,000円です。
10連敗の確率は、1/1024であり、0.1%です。これはめったに起きないんですか?
こんな確率で事故に遭うとしたら、3年に1回以上事故に遭うということですよ。
これを何とかする方法を考えました。マーチンゲールを6連敗までに制限します。
7連敗以降は2倍しないということです。
上記の例で11回目は勝ち、12回目も勝ち、13回目は負け、14回目は勝ち、15回目も勝ちとします。
1回目、0.01lots、1000pips、負け:-1000円 2回目、0.02lots、1000pips、負け:-2000円 3回目、0.04lots、1000pips、負け:-4000円 4回目、0.08lots、1000pips、負け:-8000円 5回目、0.16lots、1000pips、負け:-16000円 6回目、0.32lots、1000pips、負け:-32000円 7回目、0.64lots、1000pips、負け:-64000円 8回目、0.64lots、1000pips、負け:-64000円 9回目、0.64lots、1000pips、負け:-64000円 10回目、0.64lots、1000pips、負け:-64000円 損失を抑えたせいで資金がなくならない! 11回目、0.64lots、1000pips、勝ち:+64000円・・・マーチンゲール終了 12回目、0.01lots、1000pips、勝ち:+1000円 13回目、0.01lots、1000pips、負け:-1000円 14回目、0.02lots、1000pips、勝ち:+2000円 15回目、0.01lots、1000pips、勝ち:+1000円
あれ?これ利益出てますか?253,000円の損失じゃないですか???
損失を抑える機能は、勝ちを取り戻す機能も抑えてしまうのです。
だからやっぱり勝てないんですよ、マーチンゲールは。
そこで考えました。次を見てください。16回目以降も増やします。
1回目、0.01lots、1000pips、負け:-1000円
2回目、0.02lots、1000pips、負け:-2000円
3回目、0.04lots、1000pips、負け:-4000円
4回目、0.08lots、1000pips、負け:-8000円
5回目、0.16lots、1000pips、負け:-16000円
6回目、0.32lots、1000pips、負け:-32000円
7回目、0.64lots、1000pips、負け:-64000円
8回目、0.64lots、1000pips、負け:-64000円
9回目、0.64lots、1000pips、負け:-64000円
10回目、0.64lots、1000pips、負け:-64000円
11回目、0.64lots、1000pips、勝ち:+64000円
12回目、0.64lots、1000pips、勝ち:+64000円
13回目、0.64lots、1000pips、負け:-64000円
14回目、0.64lots、1000pips、勝ち:+64000円
15回目、0.64lots、1000pips、勝ち:+64000円
16回目、0.64lots、1000pips、負け:-64000円
17回目、0.64lots、1000pips、勝ち:+64000円
18回目、0.64lots、1000pips、勝ち:+64000円
19回目、0.64lots、1000pips、勝ち:+64000円・・・ここで損失が取り戻せる
20回目、0.01lots、1000pips、負け:-1000円・・・通常運転へ
何が起きたのか分かった人は、ぜひ導入ください。
破綻から遠ざけるために色々考えて実装されている機能。セールスポイント。
多段マーチンゲール。
買い、売りそれぞれ5つの違ったマジックナンバーを使用し10ラインの独立した
マーチンゲールを行います。被害を抑えつつ回数で稼ぎます。
マジックナンバーは設定値から+48までは他のEAと重ならないようにしてください。
例:マジックナンバーを100に設定した場合は、100~148は他のEAでも使用しないでください。
ポジションの取り方。
ボラティリティ(Volatility)を計算し、
ボラティリティが日平均以下ならそっとポジションを取ります。
買いは成行で取ります。
売りは少し上で指値をします。
何か知らんけど上下すれば、数回の内に買い側も売り側も1勝します。
別に勝率は4割でも良いんです。数回の内に少なくとも1勝することを重視しています。
また、このやり方だと買い側か売り側のどちらか一方しか連敗状態になりえません。
急騰、急落時にはポジションを取らないということです。
ちょっと攻めてます。
ストップロスをテイクプロフィットの0.8倍にしています。
単純計算で勝率は4割程度になります。でも勝率じゃないんですよマーチンゲールは。
別に勝率は4割でも良いんです。数回の内に少なくとも1勝することを重視しています。
大事なことなので2回言ってみました。
弱点まで表明します。
だからといって、マーチンゲールの許容連敗数を少なくしすぎると、
最高倍率でトレードし続けて帰ってこれなくなります。
それを防ぐために連敗許容数×2を目安に全て取り戻しきるのを諦めるようにしています。
パラメータの説明。
- Majicnumber:説明した通り設定値+48までは他のEAと重ならないようにしてください。
- Lots:お使いのブローカーの最低lotsの倍数にしないと動きません。
- Spread:設定以下のspreadにならないと動かないようにできます。
- TPPoint:テイクプロフィットのpipsです。
- LimitMargin:売りの指値をどれだけ離すかです。上の画像なら100に設定しています。
- FinishHour:一旦月末※はポジションを持ち越さない機能があります。月末※のこの時間に一旦強制決済します。
- Max_Loss:連敗許容数です。5だとちょっと資金が増えないかもしれません。6以上をお勧めします。
- StartHour_1:この時間にポジションを取ります。
- StartHour_2:この時間にポジションを取ります。
- StartHour_3:この時間にポジションを取ります。
- StartHour_4:この時間にポジションを取ります。
- StartHour_5:この時間にポジションを取ります。
※月末は、2月は28日、その他は30日に設定しており、31日はポジションを取りません。
★StartHourごとにマーチンゲールを別ラインにしたことで、一気に一緒に連敗を防いでいます。
★StartHourを25などに設定すると、多段マーチンゲールの段数を減らせます。
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