8CP見える化インジケータ
NewYorkのご紹介
- 概要
28通貨ペア一覧インジケータから、さらに進化発展させた、見える化インジケータです。ニューヨーク市場8通貨ペアの相対的な強さ、弱さを1枚の同じチャートにグラフとしてリアルタイムに描画するもので、ここで買い、ここで売り、ここでは見送り、ここでなどの的確な判断ができる優れものです。
使ってみれば、これは凄い!と実感できます。
- 本インジケータの特徴
(ア) ニューヨーク市場8通貨ペア(USDCAD,CADJPY,USDCHF,CHFJPY,CADCHF,EURCAD,GBPCAD,AUDCAD)の相対的な強弱を、一つのサブウインドウに8本のグラフとして描画します。
(イ)
評価数値は、MACD(Moving Average Convergence Divergence:移動平均収束拡散手法)の値を基に計算しています。
(ウ)
評価数値が急変した場合、閾値を超えた場合、下がってきた場合に、アラートを出します。
(エ)
評価数値の絶対値、変化率、一つ前の変化率を数値として表示します。
(オ)
評価数値の大小による並び替え、または変化率の大小による並び替えができます。
(カ)
通貨ペア別の表示色やチャートの形状(太さ、線種)などをユーザーが自由に変更できます。
(キ)
「見える化インジケータ」の名前の通り、8通貨ペアの時系列の動きが、手に取るように分かります。
(ク)
今、エントリーすべきなのか、エントリーしてはいけない時期なのかを容易に判断できます。
(ケ)
その結果、ポジポジ病や無駄なエントリーを繰り返す事が一切なくなります。
- パラメータ
[項目] [内容] [デフォルト設定値]
P1 短期移動平均線の期間指定 20
P2 長期移動平均線の期間指定 200
FontSize フォントサイズ 11
x_org 横方向位置 10
y_org 縦方向位置 18
x_diff 横方向位置 55
y_diff 縦方向位置 18
CL_ON VAL表示色 White
CL_OFF DIFF表示色 RoyalBlue
CL_TITLE 表題の色 Lime
SWICH_SHIFT VAL/DIFFの横方向位置 330
T_shift(min.) グラフの名前横位置 45
SFT 偶数番目のグラフ名位置調整 2.0
CL00 グラフ1の色 Lime
CL01 グラフ2の色 Aqua
CL02 グラフ3の色 Pink
CL03 グラフ4の色 Blue
CL04 グラフ5の色 Red
CL05 グラフ6の色 Orange
CL06 グラフ7の色 Yellow
CL07 グラフ8の色 Magenta
corner コーナー位置 0 (0:左上,1:右上,2:左下,3:右下)
P_TH プラスアラート閾値 1.0
M_TH マイナスアラート閾値 -1.0
ALERT_ON アラートON true
ALERT1 アラート1 true
ALERT2 アラート2 true
ALERT3 アラート3 true
ALERT_INTERVAL アラート間隔(分) 5
ALERT_TH アラート閾値 15.0
AL3_GETA アラート3の偏差 1.0
MAIL メール送信 false
win_wd チャート表示幅 2
<説明>
P1,P2 短期移動平均線、長期移動平均線の期間を指定します。
FontSize フォントのサイズです。
x_org, y_org 横方向表示開始位置、縦方向表示開始位置
y_diff 行の間隔
CL_ON, CL_OFF, CL_TITLE 表示色
SWICH_SHIFT 並び替え表示VAL/DIFFの横方向位置
T_shift(min.) 通貨ペア名をグラフの右側に表示する位置
SFT 偶数番目のグラフの通貨ペア名表示位置調整
CL00~CL07 グラフ1~8の表示色
corner コーナー位置 (0:左上,1:右上,2:左下,3:右下)
P_TH プラスアラート閾値(この数値以上でアラート発生)
M_TH マイナスアラート閾値(この数値以下でアラート発生)
ALERT_ON 全体のアラートON/OFF (falseだとアラートを出しません。)
チャート画面にポップアップアラートを表示します。
ONにする場合は、ALERT_ON をtrueに、OFFにする場合は、ALERT_ON
をfalseにします。(デフォルト設定はtrue)
ALERT1 評価値急変アラート
ALERT2 閾値超過アラート
ALERT3 トレンド終了アラート
ALERT_INTERVAL アラート間隔(5分間はアラートを繰り返し出しません。)
ALERT_TH アラート閾値の指定(±15.0を超えるとアラート発生)
AL3_GETA アラート3を検出する為の偏差 1.0
MAIL メール送信の有無
電子メールで指定のアドレスにアラートメールを送信します。
<設定の仕方>
MT4の ツール → オプション → E-メール
これは、Yahoo mailの例です。
まず、一番上にあるチェックボックスの有効にするにチェックを入れてください。
SMTPサーバー名は、Yahoo mail なら、
smtp.mail.yahoo.co.jp:465 と入力してください。Yahoo
mail 以外の場合は、お使いのプロバイダーの送信メール設定条件に従ってください。
SMTPログインIDは、Yahoo mailのID(@yahoo.co.jpの前の部分)をそのまま入力してください。
SMTPパスワードは、mailのパスワードを入力してください。
発信元と送信元は同じアドレスでも構いません。(例えば、my_address@yahoo.co.jpと入力します。)
入力が完了したら、一番下のテストボタンを押してみてください。ご自分のメールアドレスに件名:Test message、本文:This is a test message.のメールが届いていたらOKです。
メール通知をONにする場合は、インジケータのパラメータ設定で、MAILをtrueに、OFFにする場合は、MAILをfalseにします。(デフォルト設定はfalseになっています。)
win_wd チャート上に表示されているバーの数WindowBarsPerChart()に対し何倍までの計算をするか。(あまり大きいと動作が重くなります。)
数値が小さいと、インジケータのグラフが過去まで描かれません。過去検証をされる方は、数値を10とか15に増やしてください。
- 使い方
<インジケータの導入>
任意の通貨ペアの5分足チャートにインジケータを導入します。
インジケータは、サブウインドウに表示されます。
複数のインジケータを導入すると、それぞれが別々のサブウインドウに表示されます。
見やすいように、マウスで、サブウインドウの縦幅を調整して下さい。
メインウィンドウの縦幅を小さくすると、サブウインドウ表示が見やすくなります。
<インジケータの表示・動作>
1番左側の列[CP]が通貨ペア名です。
2番目の列Valは、評価数値です。
3番目の列Diff2は、2つ前の評価数値と1つ前の評価数値の差分です。
4番目の列Diffは、1つ前の評価数値と現在の評価数値の差分です。
□VAL□ と ◆Diff◆ は、マウスでクリックする度に、交互に入れ替わります。
□VAL□ だと、評価数値をキーとして降順に並び替えます。
◆Diff◆ だと、Diffをキーとして、降順に並び替えます。
(最もプラス変化が大きい通貨ペアが一番上に、マイナス変化が大きい通貨ペアが一番下になります。)
Diff > Diff2 ,Diff2 >0だと、↑が表示されます。
Diff < Diff2 ,Diff2 <0だと、↓が表示されます。
Diffの値が +1.0以上で▲が、+2.0以上で▲▲が表示されます。
Diffの値が -1.0以上で▼が、-2.0以上で▼▼が表示されます。
<チャートの見方>
基本的には、チャートがゼロラインから上なら買いが優勢、ゼロラインから下なら売りが優勢と判断します。
8本のチャートがゼロライン付近に集まっている状態では、トレンドが発生していないので、エントリーを避けてください。
<エントリー>
l 方法1
上下の閾値(デフォルト設定で±15.0)を超えてきた通貨ペアに注目して、+15.0越えで買いエントリー、-15.0割れで売りエントリーします。
l 方法2
8本の通貨ペアチャートが、ゼロ付近に収束している場合、これらの群れの中から最初に飛び出してきた通貨ペアに注目し、飛び出した方向にエントリーします。
l 方法3
ゼロラインからの乖離が著しく大きくなった通貨ペアがゼロラインに戻る動きに注目して、逆張り的にエントリーします。
(長期時間足のトレンド方向に逆らうのであまりお勧めしません。この場合、利益幅は少なめに設定してください。)
l 方法4
短時間で評価値が急変動した時に、↑、↓のマークが、変動の絶対値が大きい場合に、▲、▼のマークが表示されます。
この動きに乗って▲(または▼)の方向にエントリーします。▲が出現している場合のエントリーを推奨します。
方法1、方法2を満たさない場合でも、方法4で十分利益になることがあります。
一応5分足チャートの動きをみて判断しているわけですが、当然ながら上位足チャートでの動きも踏まえて、総合的に判断することも必要です。
<ストップロスの設定>
買いの場合は、直近安値のやや下に、売りの場合は、直近高値のやや上にストップロス(SL)を設定します。
ストップロスは、必ず設定してください。
含み益が少し出て、終値が建値から一定値以上離れてきたら、SLを建値に引き上げます。
<決済>
エントリー後、所定の利益に達したら素直に利確します。
(欲張って、もっともっとと考えると、大抵は裏目になります。)
チャートの傾きが弱くなり、横這いあるいは逆転し始めたら、決済します。
エントリーから一定時間が経過したら、決済します。
- 実際の事例から
(ア)
事例1(CADJPY、EURCAD、USDCAD)
下の図は、2021年7月21日のチャートです。
8本の通貨ペアのチャートが収束してくるのを待ちます。
収束したチャートの束から、一番先に抜けだしたCADJPYを買いエントリーします。(+15.0の閾値を超えてからでも構いません。)
インジケータのグラフが頂点に達し、水平から下向いてきたら、決済します。ポジションを保有していた時間は8時間で、約95PIPSの利益になりました。
次に、売り側に抜けてきたのはEURCADなので、これは売りでエントリーします。ポジション保有時間は3時間25分で約80PIPSの利益になりました。
EURCADよりも遅れてUSDCADが綺麗に下落しています。USDCADを売りエントリーすれば、保持時間3時間で、約110PIPSの利益になりました。
(イ) 事例2(AUDCAD、CADJPY)
下の図は、2021年8月3日のチャートです。
8本のチャートが収束している状態(緑色範囲矢印)の後、最初に通貨ペアCADJPYが、-15.0の閾値を超えて下落してきたので、売りでエントリーします。その後一旦は戻しますが、ゼロラインを超えることはなく、再び-15.0の閾値ラインを下回ってきました。インジケータのライン反転するまで待って、利確します。最初のエントリーからなら約73PIPS、2回目の閾値越えからでも約68PIPSの利益になりました。
一方、買いでは、AUDCADが+15.0の閾値を超えてきたので、エントリーしました。約3時間の保持で、約48PIPSの利益になりました。
(ウ) 事例3(USDCHF、USDCAD、CHFJPY)
下の図は、2021年8月6日のチャートです。
8本のチャートが収束した状態が継続する、長い「非エントリー期間」の後、双方向にチャートが広がっていきました。
動いたのは、買い方向にUSDCHFとUSDCAD、売り方向にCHFJPYです。
USDCHFは、ポジション保有時間は4時間で、約29PIPS。
USDCADは、ポジション保有時間は2時間で、約28PIPS。
CHFJPYは、ポジション保有時間は2時間半で、約40PIPSの利益になりました。
以上、3つの事例を見てきましたが、「8本のチャートが収束するのをただひたすら待ち、チャート群から抜け出てくる通貨ペアを待ち構え、抜けてきた通貨ペアを抜けた方向にエントリーするだけ」で、比較的容易に利益になるというのが、この「見える化インジケータ」の肝となります。(簡単ですよね。)
- その他
<本インジケータのメリット>
「28通貨ペア一覧インジケータ」は、28通貨ペアを常時モニタリングし、評価値が一定以上になって条件を満たせば、アラートするという仕様でした。28通貨ペアの中から、現在最強の通貨ペアを知らせてくれるという点で有益でしたが、評価値を表示してアラートをON/OFFするだけのインジケータでした。
本インジケータは、単にアラートをON/OFFするだけではなく、8本の通貨ペアの動向を時系列グラフとして描くことで、より具体的な動きがはっきり見えるようになった「見える化」したことが最大の特徴です。
8本のグラフがゼロ付近に収束している時は、トレンドが発生していない状態なので、エントリーを避けてください。トレードで最も重要な「待つ」ということが、自然とできるようになり、無駄なエントリーをしなくなります。当然「ポジポジ病」もさようならです。
8本のチャートが収束するのをただひたすら待ち、チャート群から抜け出てくる通貨ペアを待ち構えて、抜けてきた通貨ペアを抜けた方向にエントリーする。これだけです。
本インジケータは、トレーダーの皆様にとって「実際に勝てる」「強力な」インジケータとなることでしょう。
なお、見える化インジケータは、Oceania版、London版、NewYork版、AnyCP版の4種類があります。
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