1.概要
・本EAはテクニカル指数を数種使い、買い、売りするEAです。注文は条件クリア後成り行きで行います。
・ナンピン、マーチンゲール手法ではありません。
・過去15年間に渡りバックテストを実施しています。
・結果は、取引当たりの最高利益は11万円超、平均利益1万2千円、
最大損失は1万2千円、平均損失7千円でした。
(1回取引が0.1ロットの場合)。
・取引ロット数はデフォルトでは0.1(1万通貨)です。
※ご資金状況に応じて変更が可能です。
・高いスプレッド耐性。お取引のプラットフォームによって、また時間帯によってスプレッドが動くことは仕方のないことですが、スプレッド耐性が高いためあらゆる局面で利益を積み上げることができます。
高いスプレッド耐性
スプレッド | 総取引数 | プロフィットファクタ | ドローダウン率 |
20 | 1141 | 1.45 | 6.62% |
30 | 1108 | 1.42 | 4.93% |
40 | 1080 | 1.41 | 6.79% |
50 | 1047 | 1.35 | 8.87% |
60 | 1024 | 1.30 | 11.60% |
お取引中のスプレッドをご確認ください。広いスプレッドであっても、高いPFを確保します。
2.取引ロジック
ボリンジャーバンドのバンドウォークを捉え仮エントリーします。そのうえで下のテクニカル分析を行い、フィルトレーションがすべてクリアしない場合はエントリーをスキップします。
・フィルター1: ドンチャンチャネルの高値、安値をブレイクアウトしているか?
・フィルター2: マーケットフローインデックス(MFI)が示す局面がエントリーに適しているか?
クロージングについては、移動平均線のクロスを捉えています。
3.パラメータ
いくつかのパラメータを変更可能にしています。
(変更の際は、実運用前に必ずバックテストを行ってください)
パラメータ | 初期値と解説 |
エントリーロット(最小値:0.01)0.1=1万ロット | 0.1
ドローダウンを考慮すると、証拠金12万円以上であれば0.1のままで。それ以下であればロットは落とした方が無難です。 |
スプレッドフィルター(pips) | 100
指標発表時など、スプレッドがかなり開く場合があります。そういったときにエントリーしてしまうと、大きな含み損を抱えて取引がスタートしてしまいます。スプレッドフィルターはスプレッドが指定値以上に開いたときに取引をスキップします。 |
エントリー用ボリンジャーバンドの計算期間 | 100 (下で検証しています)
ボリンジャーバンドは逆張りに用いられる代表的なテクニカル分析ですが、本EAではトレンドフォローするための指標として使用しています。とくに「バンドウォーク」を素早く捉えるように工夫を凝らしました。 |
ボリンジャーバンドの判定乖離率(%) | 1.8 (下で検証しています)
ボリンジャーバンドの中央線からの乖離率を指定できます。ロウソク足がこの乖離線を「ウォーク」したときにエントリー準備を行います。 |
ドンチャンチャネル(DC)の計算期間(バー数) | 100
期間中の高値・安値を捉えたときの、中間線がドンチャンチャネルです。この傾きやロウソク足との位置関係をフィルターとしています。 |
マネーフローインデックス(MFI)の計算期間 | 160
マネーフロインデックスは市場需給指数とも言われ、市場の過熱感を測るテクニカル分析の一つです。オシレータ系指標の一つでもありますが、今回はトレンドの強さを測定するフィルタとして採用しています。 |
クロージング用移動平均線の種類(4種類から選択) | Linear Weighted(線形加重移動平均:LWMA)
お馴染みの単純移動平均(SMA)も選択できます。 直近の値動きに敏感に反応するMAです。 |
クロージング用移動平均線の計算期間 | 515
比較的長めの計算期間を設定しています。短めの設定=素早いクローズ、長めの設定=遅めのクローズになる傾向はありますが、ダマシの排除を優先した結果、この期間になっています。 |
ストップロスまたはトレール幅(pips) | 110
相場が期待通りに動いた場合、この指定値だけ離れてS/Lが更新されていきます。長期間のトレンドフォローができた場合は、利益は素晴らしいモノになります。 逆にエントリー後不運にも相場が逆に動いた場合は、この指定値がストップロスになるため傷口は浅く済みます。 |
マジックナンバー(任意の数字) | 2001060722
裁量の取引マジックNoとは重ならない数字にします。 (通常は変える必要はありません) |
4.パラメータの検証(以下の結果は仮数値)
各パラメータを変化させた場合の結果について、検証してみました。
(スプレッド40/測定期間:2005.11.5~2020.11.15)
(1)ボリンジャーバンドの計算期間
パラメータ値 | 総取引数 | プロフィットファクタ | ドローダウン率 |
60 | 1142 | 1.30 | 9.33% |
80 | 1130 | 1.35 | 8.73% |
100(初期値) | 1080 | 1.41 | 7.86% |
120 | 999 | 1.28 | 9.68% |
140 | 914 | 1.35 | 9.32% |
(2)ボリンジャーバンドの判定乖離率
パラメータ値 | 総取引数 | プロフィットファクタ | ドローダウン率 |
1.0 | 1663 | 1.20 | 11.11% |
1.4 | 1467 | 1.23 | 13.59% |
1.8(初期値) | 1080 | 1.41 | 7.86% |
2.2 | 725 | 1.33 | 8.40% |
2.6 | 441 | 1.45 | 9.48% |
(3)トレール幅(ストップロス値)
パラメータ値 | 総取引数 | プロフィットファクタ | ドローダウン率 |
70 | 1323 | 1.09 | 15.39% |
90 | 1167 | 1.29 | 9.00% |
110(初期値) | 1080 | 1.41 | 7.86% |
130 | 1030 | 1.29 | 12.25% |
150 | 967 | 1.32 | 13.16% |
5.通貨ペアと使用時間足
GBP/JPY(英ポンドクロス円)
30分足(M30)