このBBband BBbreak M15は、長期的には、週足ボリンジャーバンド(BB)内での上下動の繰り返しを狙うレンジトレード、短期的には、収縮したBBのブレイクでエントリーするトレンドフォロー型のEAです。
15分足ベースで動作します。
近隣国通貨ペアのAUDNZDなどが、長期的には比較的安定したレンジ相場を形成している(一定の価格帯を上下している)ことを利用してトレードを行います。
AUDNZDは特に顕著なのですが、下記の週足チャートの通り、2014年、2015年頃から現在まで、青線で示す0.9995~1.1307辺りの
範囲内を上下していることが分かるかと思います。
この特徴を利用し、長期的には、長期のボリンジャーバンドを使って、レンジの幅を意識したトレードを行い、
短期的には、BB break M15(こちらのEA)のロジックを使い、トレンドフォローでトレードします。
週足のBBでかなり長めの期間設定(120とか)にすると、2014年以降の最高値、最安値付近にバンド(2σ)が位置していますので、この特徴を利用しています。
現在レートが、長期BBの上方部分にあれば売りのみでトレードを行い、下方部分にあれば買いのみでトレードします。
ただし、BB break M15とは異なり、損切ライン(逆指値ライン)はかなり長めにし、できるだけレンジの外になるようにしています。
負けた時の額がかなり大きくなりリスクが高くなりますが、勝率やプロフィットファクタの期待値はかなり高くなっています。
国の情勢が変わってトレンドが発生したり、一時的な大きな変動が起きたりしなければ、高勝率で、利益を積み上げ続けてくれることが期待できます。
※裏返すと、数年続いてきた安定が終わってトレンドが発生した場合は、本EAがあまり生かせなくなることをご了承下さい。
その場合を想定して、「トレンドモード」を用意し、「ロング」指定時は買いのみ「ショート」指定時は売りのみのトレードとするようにしています。
AUDNZD以外にも、ここ数年、比較的安定している通貨ペアであり、バックテストの結果もよい結果が出ている、USDJPY、EURGBP、GBPUSDでも使用できるようにしています。
パラメータは基本的にプログラム内部で保持し(エキスパート設定で変更不要とし)、通貨ペアに応じて自動で切り替えるようにしています。
以下パラメータのみ必要により変更下さい。
パラメータ | 内容 |
---|---|
MagicNumber_Hl | マジックナンバーです。基本、変更は不要と思いますが、本EAを同じ通貨で複数実行するようなことがあればそれぞれ変更下さい。 |
LotsL1 | 通常時の注文ロット数です。 初期状態では1万通貨(0.1)としているため、ご予算に応じて調整下さい。予算少な目で運用する場合は0.01等にして下さい。 |
LotsL2 | 現在レートが週足BBの標準偏差高めのところに位置し、より期待度が高い時の注文ロット数です。 初期状態では2万通貨(0.2)としているため、ご予算に応じて調整下さい。予算少な目で運用する場合は0.01や0.02等にして下さい。 |
許容スプレッド | スプレッドが広がった際に、どこまで許容するかの指定です。 この値以上にスプレッドが広がった場合はエントリーを控えます。 |
トレンドモード | 「レンジ」「ロング」「ショート」のいずれかを設定します。 「レンジ」は買い、売り両方のトレードを行います。 「ロング」は買いのみ、「ショート」は売りのみのトレードになります。 |
各通貨で、1万または2万通貨のトレード(1ポジションまたは2ポジション)で実施したテスト結果は以下です。
2017/01/01~2020/12/04の期間でパラメータ調整しバックテストした結果です。
AUDNZDのみですが、バックテスト結果詳細も載せておきます。
1万または2万通貨の約4年の運用(1ポジションまたは2ポジション、スプレッド28)で、プロフィットファクタ16.7程度、利益47万円程度の結果です。
<バックテスト(2017/01/01~2020/12/04)>
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